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Japan電力と関西電力の料金比較と節約額|デメリットや注意点も解説

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電気代・光熱費

※この記事は、2025年2月2日に更新しました。

光熱費の見直しで電気代を節約するために、新電力へ乗り換えたいけど手続きや乗り換えによるデメリットなど不安に感じる方も多いと思います。

  • 新電力の選び方や料金プランの違いが分からない
  • 新電力の会社の特長など分からない
  • 詳しく調べるのも面倒で新電力へ乗り換えをためらっている

など、電力自由化のメリットを感じていないのではないでしょうか?

また、新電力へ乗り換えても電気の品質は変わらないのか?災害時どうなるの?など不安もあります。

本記事では、Japan電力と関西電力の料金を比較してどちらがお得に利用できるか計算しますので、光熱費見直しにお役立てください。

今回、Japan電力(くらしプランS)と関西電力(従量電灯A)を比較した結果、関西電力がJapan電力より安い料金で利用できる計算となりました。(※世帯構成や生活スタイル、使用機器、使用状況、実際の電力使用量、燃料費調整額や比較の料金プランによっては、試算結果が大きく変わる場合がありますのでその点はご了承下さい。)

うちの月間電力使用量を参考にして以下の期間で見積もりした場合(50A・4人世帯)

  • 24年12月分の見積もり
  • 24年7月~25年1月の7ヵ月間分見積もり

どちらも関西電力が安い料金となりました。

Japan電力の燃料費調整額は、市場連動のプランです。昨今の燃料費の高騰により燃料費調整単価は、高い見通しです。

また、Japan電力では、2024年4月より、容量拠出金制度が開始され、2024年4月以降、容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されます。

これについても下記項目で解説します。

関西電力でも2024年4月1日から料金の見直しが行われています。料金見直しの記事は、こちらを参考にしてくださいね。

Japan電力の注意点!
  • 燃料費調整額(市場価格と連動したプラン)
  • 1年未満の解約で解約手数料がかかる
  • 容量拠出金反映額
    (Japan電力では、2024年4月より、容量拠出金制度が開始され容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されます)

Japan電力へ乗り換えを検討されている方は、Japan電力の注意点をしっかりと把握することが大切です。以下の項目で詳しく見て行きましょう!

私は、2023年7月にJapan電力くらしプランS(関西エリア)へ乗り換え14か月間での電気代節約額は、約9,500円程でした。(※現在は、違う新電力を利用しています。)
Japan電力の燃料費調整単価は、市場価格と連動したプランで現在高くなっており、電気料金も高くなっています。乗り換えを検討中の方は、しっかりと料金シュミレーションすることが重要です。)

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2024年「酷暑乗り切り緊急支援」終了後、家庭の電力使用量が多くなる傾向の2025年1月~3月冬期の支援策・2025年冬期「電気・ガス料金負担軽減支援事業の概要についてまとめています。

この記事を書いた人
こんみふ

経理簿記の知識をいかし楽しく無理しない節約を発信|4人家族
【経歴】
☑大学在学中日商簿記2級取得
☑経理主体の管理部門で実務経験を積み24年目
☑財務管理・決算業務など経営基盤を支える役割を担っている
☑新電力へ乗り換え電気代節約
☑eo光利用歴20年
☑夫婦で節約ライフを発信して3年目

ギスギスしない豊かになる節約ライフをご提案します!

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Japan電力(くらしプランS)は基本料金無料でお得

Japan電力
くらしプランSの特
  • 基本料金が0円
  • 電気を使えば使うほどお得な料金プラン
    毎月の電力使用量が400kWh以上のご家庭はお得な電力量単価で利用できる
  • 登録料、申込事務手数料0円で申込の際に料金は不要
  • 契約期間は供給開始から1年間
  • 1年未満の解約は契約解除料3,000円(税抜)が発生
  • 1年目以降の解約手数料は無料
  • Japan電力の燃料費調整額は市場連動のプランのため高くなる場合があることも考慮する(※昨今の燃料費の高騰により燃料費調整単価は、高い見通し

Japan電力の料金プランについては、下記の記事をぜひ参考にしてください。

Japan電力の料金プランの特長は基本料金無料

大手電力会社の一般家庭向け料金プラン従量電灯B相当のプラン(関西・中国・四国は、電灯A相当の料金プラン)は、下記となります。(※2025年2月1日以降、低圧の電力需給約款が変更になっていますので、Japan電力公式サイトで確認しましょう。)

料金プラン備 考
くらしプランS一般家庭向け料金プランで400kWh以上の電力使用量を使う方は特にお得
くらしプランT家電や住宅設備機器の修理手配ができる家電の修理サポート付帯
毎月付帯サービス料550円(税込)別途負担
※2024年12月1日から「ジャパン家電修理アシスト」規約変更となっていますので、Japan電力公式サイトでしっかり確認しましょう
オール電化向けのプランはない現在オール電化向けのプランを利用されている方は、電気料金が高くなる可能性がありますので、注意

Japan電力のくらしプランSもくらしプランTも基本料金が無料なのがいちばんの特長で、基本料金の負担がなくなるだけでお得です。

以下の項目でJapan電力(くらしプランS)と関西電力(従量電灯A)の料金を比較してどちらがお得に利用できるか比べます。

  • 基本料金を比較
  • 電力量料金単価を比較
  • 24年12月の1か月の電力使用量で電気料金がいくらか比較
  • うちの過去7か月間の月別月間電力使用量でトータル電気料金を比較(2024年7月~2025年1月)
  • 燃料費調整単価を比較
  • Japan電力の注意点について解説
Japan電力の電気代内訳
  • 基本料金0円
  • 使用電力量料金
  • 燃料費調整額(市場価格と連動したプラン・毎月変動)
  • 再エネ賦課金(各社同単価)
  • 容量拠出金反映額(※Japan電力・新たに請求される)

    上記内訳の合計が電気料金

毎月請求される電気代は、基本料金・使用電力量料金・燃料費調整額・再エネ賦課金の合計です。
(※2024年4月以降、容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されます。

再エネ賦課金は、各年度ごとに経済産業省が算定を行い、毎年5月に料金が改訂され各社同単価のためどの電力会社でも変わりません。

また、Japan電力は、オール電化向けのプランはありません。

オール電化向けのお得な新電力をお探しの方は、電力比較サイト「エネチェンジ」でチェックするのがおすすめです。

エネチェンジは、郵便番号を入力するたけでお得な新電力を多数比較することができる上場企業運営の安心かつ無料で利用できるサービスです。

また、ギフト券やキャッシュバックなどの 「限定特典」のある新電力もチェックできます。

私は、エネチェンジの限定特典を頂いて、Japan電力へ乗り換えました。

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Japan電力と関西電力の基本料金を比較

▽Japan電力(くらしプランS)と関西電力(従量電灯A)基本料金比較

会社Japan電力関西電力関西電力差額
プランくらしプランS従量電灯A従量電灯A
~24.3/3124.4/1
基本料金無料
一律の最低料金
(15kWhまで)
433.41522.58▲522.58
単位:円

関西電力では、2024年4月1日から15kWhまでの一律の最低料金が+89.17円負担増となりました。

Japan電力は基本料金無料なのでそれだけで節約になります。

Japan電力と関西電力の電力量料金単価を比較

▽Japan電力(くらしプランS)と関西電力(従量電灯A)電力量料金単価比較

Japan電力関西電力関西電力差額
プランくらしプランS従量電灯A従量電灯A
~24.3/3124.4/1
最初の15まで26433.41
(一律の最低料金
1契約/月)
522.58
(一律の最低料金
1契約/月)
15~1202620.3120.215.79
120~3002625.7125.610.39
301~2628.7028.59▲2.59
401~2528.7028.59▲3.59
単位:円/kWh

差額では、Japan電力と2024年4月1日から見直し後の関西電力の料金と比較しています。

毎月の電力使用量が多い世帯の方、特に1か月の電力使用量が401kWh以上の方は、お得な電力量単価で利用できます。

うちは、夏や冬など電気を多く使く時期は、600kWh以上になるので関西電力と比べてお得な料金で利用できます。

1か月の電力使用量で電気代がいくらか比較

参考にうちの2024年12月の月間電力使用量で電気料金を比較します。

請求月:24年12月Japan電力関西電力
プランくらしプランS従量電灯A
契約容量/世帯人数50A/4人50A/4人
月間電力使用量325kWh325kWh
基本料金または
一律の最低料金
0522.58
 電力量料金 8,4507,446.6
燃料費調整額646.75728.06
再エネ賦課金
(現在の単価:3.49円/kWh)
1,134.251,134.25
容量拠出金反映額
(Japan電力のみ)
756
合計10,987
9,831.49
安い
単位:円

2024.12月の比較では、関西電力が▲1,155.51円安い料金です。

Japan電力の燃料費調整単価は、市場価格と連動したプランです。また、電気料金と一緒に容量拠出金反映額が請求されますので、電気料金は高くなっています。

乗り換えを検討中の方は、しっかりと料金シュミレーションすることが重要です。

毎月支払っている電気料金の内訳を知ることで、節約の意識がさらに高くなります。簡単な計算なのでそれぞれのご家庭の電力使用量で電気代を比較してみてくださいね。

\Japan電力公式サイトで簡単見積もり/

過去7か月間の月別月間電力使用量で電気料金比較

2024年7月~2025年1月のうちの月間電力使用量でそれぞれトータルの電気料金がいくらになるか比較しました。
(※世帯構成や生活スタイル、使用機器、使用状況、実際の電力使用量、燃料費調整額や比較の料金プランによっては、試算結果が大きく変わる場合がありますのでその点はご了承下さい。)

比較の電気料金
  • 基本料金(または一律の最低料金)
  • 月間電力量料金
  • 燃料費調整額
  • 再エネ賦課金
  • 容量拠出金反映額(※Japan電力のみ、関西電力は無)

    上記合計で計算(端数切捨て)

世帯構成:4人
住宅:戸建て(2階建)
契約容量:50A
月間電力使用量:(多い月)約600kWh、(平均)約400kWh、(少ない月)約300kWh
エアコン使用台数:3台

請求月会社Japan電力関西電力比 較
電力使用量(kWh)
/料金プラン
くらしプランS従量電灯Aどちらが安い?
24.740312,62512,505
安い
関西電力
24.867220,589
安い
21,738Japan電力
24.9※65021,23818,384
安い
関西電力
24.10※43915,40011,987
安い
関西電力
24.11※33311,4309,272
安い
関西電力
24.1232510,9879,831
安い
関西電力
25.0161820,61519,885
安い
関西電力
7か月分小計112,884103,602
安い
関西電力
▲9,282
安い
単位:円(端数切捨て)
24年9月~11月請求分の燃料費調整単価は、政府の電気代補助金を含む

Japan電力の燃料費調整単価は、市場価格と連動したプランで現在高くなっており、電気料金も高くなっています。また、容量拠出金反映額が電気料金と一緒に請求されています。

乗り換えを検討中の方は、しっかりと料金シュミレーションすることが重要です。

7ヵ月間比較の結果


2024年7月~2025年1月の7ヵ月間の比較結果は、

7か月で▲9,282円関西電力が安い

関西電力はなぜ安い?
⇒原子力の比率が大きく、発電費用の高い火力発電を抑えることで、他の地域の電力会社より安い電気料金になっています

比較の結果から分かるように、同じ電力使用量でも電力会社によって、料金が違い家計への負担も変わってくるので、乗り換えを検討する際は、比較してお得に利用できるかシュミレーションすることが大切です。

そこで以下の項目で、関西電力よりお得に利用できる新電力について取り上げます。

おすすめ新電力

関西電力よりお得に利用でき、光熱費節約が期待できる以下2つの新電力について紹介します。

コスモでんき

引用元:エネチェンジ公式サイト

新電力「コスモでんき」は、サービスステーションやカーリースで有名なコスモ石油マーケティング株式会社の供給する電気です。

コスモでんきは、地域の大手電力会社と同じ料金設定+独自の特典で利用でき、関西電力と基本料金・電力量料金単価は、同じ料金設定です。

また、燃料費調整額の上限設定はありませんが、関西電力(その他の地域も各エリアの大手電力)と同額ですので、安心して利用できます。

コスモでんきの料金プランスタンダードプランは、当月の月間電力使用量に応じた割引額を当月の電気料金請求額から割引されるので、関西電力より割引額分お得に利用でき、光熱費節約が期待できます。

使う電力使用量が多いほどお得な割引額になります。(※ただし、電力使用量が250kWhに満たない月は割引なしです。)

\エネチェンジ公式サイトでコスモでんきのプラン詳細をチェック/

以下の記事で、オクトパスエナジー、関西電力、コスモでんき(関西エリア)の2024年7月~9月分を料金比較しています。オクトパスエナジー、コスモでんきは、関西電力エリアの場合、関西電力よりお得な料金で利用できます

オクトパスエナジー

引用元:オクトパスエナジー公式サイト

地球にやさしい電気を利用できる「オクトパスエナジー」では、新規契約の方を対象に電気料金から12か月間割引を適用する「本割引特典」のキャンペーン中です。

この本割引特典は、初回請求時から毎月1,250円(税込)が12か月間にわたり自動的に割引されるので、通常よりも割引かれた電気料金で利用でき、経済的なメリットが大きいです。【割引総額15,000円(税込)】

光熱費節約のひとつである、「新電力への乗り換え」ですが、ご自身の生活スタイルや電気の使用状況に合っていないプランを選ぶと今より高くなることがありますので、乗り換えを検討中の方は、電力会社を多数比較シュミレーションすることが大切です。

サイトdeオクトパス割総額15,000円(税込)の電気代割引中!

新規割引の詳細や各エリアの料金と比較した記事がありますので、ぜひご覧ください。

燃料費調整単価を比較とJapan電力の注意点について解説

引用元:Japan電力公式サイト
注意!!

Japan電力の燃料費調整額は、市場価格と連動したプランとなっているため調整単価を抑えているエリアでは低単価が実現していますが、今後も低単価が続くことの保証はなく料金シュミレーションと実際の請求額が大きく変わる可能性がありますので注意してください

昨今の燃料費の高騰により燃料費調整単価が高い見通しですので、しっかりと見積もりして確認しましょう。

燃料費調整額は、燃料費調整単価が+単価の月は、電気代が高くなります。また、月々の電力使用量によっても金額が大きく変わりますので、乗り換えを検討されている方は、Japan電力公式サイトで確認し、乗り換えて今より高くなることがないようにしっかりと比較シュミレーションすることが大切です。

燃料費調整額とは
  • 原材料の価格変化に応じて上下し毎月変動する電気料金に含まれる金額のこと
  • 燃料費が基準価格よりも低ければ電気料金からマイナス、高ければプラスされる
  • 多くの新電力も旧一般電気事業者と同じ算出方法を導入している
  • 各電力会社によって単価は違う
  • Japan電力の燃料費調整額は、市場価格と連動したプラン
    (※昨今の燃料費の高騰により燃料費調整単価は、高い見通し

▽Japan電力(くらしプランS)と関西電力(従量電灯A)燃料費調整単価の比較

請求月Japan電力
(くらしプランS)
関西電力
(従量電灯A)
最初の15kWhまで
関西電力
(従量電灯A)
15kWhをこえる1kWhにつき
24.070.0033.662.24
24.080.3433.662.24
24.09※2.36▲26.34▲1.76
24.10※3.89▲26.34▲1.76
24.11※2.52▲3.84▲0.26
24.121.9933.662.24
25.012.9833.662.24
単位:円/kWh
24年9月~11月請求分の燃料費調整単価は、政府の電気代補助金を含む
燃料費調整額の計算式

燃料費等調整額=使用電力量×燃料費等調整単価 

燃料費調整単価が▲単価の月は電気料金から燃料費等調整額がひかれますが、+単価の月は、電気料金に燃料費等調整額が足されます。

例)Japan電力の24.10月の燃料費調整額は、電力使用量が400kWhとした場合
400×3.89=1,556円となり電気料金に1,556円足される。

例)関西電力の24.10月の燃料費調整額は、電力使用量が400kWhとした場合
最初の15kWhまでの▲26.3415kWhをこえる1kWhにつき(400-15)×▲1.76=▲703.94円となり電気料金から▲703.94円引かれる。

燃料費調整額は、毎月変動があり、電気料金にとても重要です。燃料費調整額により電気料金は大きく変わりる場合があるのでしっかり確認しましょう。

また、Japan電力の契約期間は供給開始から1年間(1年目以降の解約手数料は無料)となり、1年未満に解約すると契約解除料3,000円(税抜)が発生します。

例えば、供給開始日が23.7月中の場合、24.7月末日までに解約すると手数料が掛かるので解約する場合は、8月にする。

燃料費調整額が市場連動のプランのため、燃料費調整額が高額になった場合、解約すると契約解除料がかかります注意しましょう。

新たに電力会社を変更する場合も、電力比較サイト「エネチェンジ」を利用すると簡単に手間なく見積もりから切替までできるので安心です。

無料電力比較サイト「エネチェンジ」はこちら

容量拠出金反映額について

引用元:Japan電力公式サイト
引用元:Japan電力公式サイト

日本の電力取引市場のひとつである「容量市場」(日本全体の供給力(kW)を効率的に確保する新たな電力取引市場です。将来必要な供給力を予め確保することにより、電力の安定供給の確保や、電力取引価格の安定化を実現することが期待されております。)に関しまして、2024 年 4 月より、容量拠出金制度が開始されます。これは、電気事業法によって供給能力の確保が義務づけられている小売電気事業者等が、容量市場において国全体で確保した供給力について容量提供事業者に対して支払う対価(容量拠出金)を負担する制度です。
当社は、この容量拠出金に相当する額として当社が定める金額をお客さまにご負担いただくため、2024 年 4 月の起算日以降の期間において使用される電気の料金につきまして、新たに「容量拠出金反映額」を追加いたします。

Japan電力公式サイト

将来に必要な電力供給が不足しないようにまた、安全な電力供給が確保できるように容量市場が開設されました。(すべての小売電気事業者へ容量拠出金の支払い義務が新たに発生します。)

一部の電力会社では、この負担を電気料金と一緒に請求することを決めており、電気料金と合わせて請求するかしないかは、各電力会社により違います。

Japan電力では、2024年4月以降、容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されます。

容量市場とは何か解説

容量市場とは?(2020年開設・2024年導入)

  • 将来の電力供給力(kW)を確保するための市場
  • 将来の国内での電力の供給能力を効率的に確保する仕組み
  • いろいろな電気事業者が電力の供給能力を確保する手段のひとつ

なぜ容量市場が導入されたのか解説

化石燃料などのエネルギー資源が乏しい日本では、太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーの導入拡大が進みましたが、これらの電気は、季節やその時期の天候などにより変動するため発電力が不安定です。

その発電量の調整には、火力発電所による調整が必要ですが、電力の自由化により

  • 市場価格の低下のため、新しい火力発電所の建設が困難
  • 老朽化した火力発電所の施設の補修ができない

という不安があります。

そのため、安定した電力供給を推進する仕組みが必要となり容量市場の導入となりました。

容量市場導入の目的
  • 電気が必要な需要のピーク時に十分な電力の確保
  • 電気の安定供給
  • 電気事業者の安定した運営
  • 電気料金の安定化など消費者にとってメリットになる

Japan電力各プランの令和6年度・容量拠出金反映額は下記となります。(現在のところ令和6年9月までこの金額の予定。Japan電力公式サイトに載っていますので確認しましょう!)

くらしプランしごとプラン
A契約kVA契約
744円1,736円
一律3kWとみなして
248円/kW
一律7kWとみなして
248円/kW

2024年4月以降、容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されます。

電気料金内訳
(Japan電力)

電気料金内訳備 考
基本料金Japan電力は0円
電力量料金(kWh)1か月間の電力使用量で計算
燃料費調整額市場価格と連動・毎月変動
再エネ賦課金各社同単価
容量拠出金反映額新たに請求される

\容量拠出金反映額を詳しくチェック/

うちのJapan電力(関西エリア)乗り換え後の合計節約額

(※現在は、違う新電力を利用しています。)

2023.7月にJapan電力(関西エリア)に乗り換えてから、節約額がどれくらいになるか乗り換え前の大阪ガスと比較しています。

乗り換え14か月間でどれくらい節約できたか乗り換え前と概算で比較しました。

お住いの地域によって料金は違いますが参考にしてくださいね。

※大阪ガス電気料金(概算)
  • 基本料金
  • 電力量料金
  • ±各社それぞれの燃料費調整額(※毎月変動)
  • 再エネ発電促進賦課金(各社同単価)

上記内訳の合計で概算計算しています。

請求月電力量
(kWh)
Japan電力大阪ガス電気
(概算)
節約額
23.08月58011,65214,375▲2,723
23.09月65513,10715,649▲2,542
23.10月44411,65011,989▲339
23.11月2667,7377,057+680
23.12月3899,65010,514▲864
24.01月55416,08815,583+505
24.02月45012,28412,428▲144
24.03月48711,92613,673▲1,747
24.04月3929,36810,741▲1,373
24.05月3369,7049,719▲15
24.06月2938,8568,806+50
24.07月40312,62513,198▲573
24.08月
(⇒2年目)
67220,51722,827▲2,310
24.09月67221,94620,119+1,827
乗り換え14か月合計177,110186,678▲9,568
単位:円

※Japan電力の料金、23.8月~24.4月分は、容量拠出金反映額は含まれていません。2024.5月分から容量拠出金反映額744円を含み計算しています。

  • 2023年11月
  • 2024年01月
  • 2024年06月
  • 2024年09月請求分は、乗り換え前の方が安かったです。

24年9月の関西エリアの燃料費調整単価は、2.36円/kWhと高く、また、電力使用量も672kWhと多いため電気料金が高くなっています。電力会社乗り換えを検討し、24年11月~違う新電力を利用しています。

電力量料金の単価を値上げしていない地域は、安くならない場合がありますので、現在利用の電気料金プランで計算して比較してみてください。

必ずしも、シュミレーション通りの電気料金にならないので、その点は必ず注意が必要です。

昨今の燃料費の高騰により燃料費調整単価が高い見通しで電気料金が高くなりますので、しっかりと見積もりして確認しましょう。

また、Japan電力では、容量拠出金制度の開始にともない、2024年4月以降、容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されます。すべての小売電気事業者へ容量拠出金の支払い義務が新たに発生します。)

\公式サイトで簡単見積もり/

Japan電力へ乗りかえ前の「大阪ガスの電気」とも電気料金を比較した記事もぜひ参考にしてください。(※現在は、違う新電力を利用しています。

新電力に乗り換えても電気の品質や災害時の対応は変わらない

新電力に乗り換え後も電気供給は、これまでと変わらず一般送配電事業者です。

そのため、電気の質が落ちる、停電が増えるなどといったトラブルはありません。

私も乗り換えてから以前と変わりなく利用できています。

また、災害時や停電の時は、どうなるのかと心配される方多いと思いますが電線や電柱などの保守管理は、これまでと変わらず一般送配電事業者が行うので新電力に切りかえても、災害時や停電の時に対応してもらえないということはありません。

安心して利用できます。

こちらの記事もぜひ参考にしてくださいね。

まとめ

注意点!!
  • 燃料費調整額(市場価格と連動したプラン)
  • 1年未満の解約で解約手数料がかかる
  • 容量拠出金反映額
    (Japan電力では、2024年4月より、容量拠出金制度が開始され容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されます)

今回の比較の結果は、関西電力が安く利用できます。(※世帯構成や生活スタイル、使用機器、使用状況、実際の電力使用量、燃料費調整額や料金プランによっては、試算結果が大きく変わる場合がありますのでその点はご了承下さい。)

Japan電力の燃料費調整単価は、市場価格と連動したプランで現在高くなっており、電気料金も高くなっています。

また、容量拠出金反映額が電気料金と一緒に請求されています。

Japan電力の契約期間は供給開始から1年間(1年目以降の解約手数料は無料)となり、1年未満に解約すると契約解除料3,000円(税抜)が発生します。

乗り換えを検討中の方は、現在の電気料金より高くなることがないようにしっかりと料金シュミレーションすることが重要です。

\Japan電力公式サイトで簡単見積もり/

最後までお読みいただいてありがとうございました。

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