※この記事は、2025年2月2日に更新しました。
中部電力パワーグリッドの供給エリア(愛知・岐阜・三重およびその周辺)にお住まいの方で、
- 毎月の電気代を節約できる新電力へ乗り換えたい
- 家計費の大きな割合を占める光熱費を節約したい
- お得な電気料金プランのある新電力と中部電力の料金を比較したい
このように考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?!
そこでこの記事では、基本料金無料、電力量料金単価は業界最安値クラスのおすすめの新電力「Japan電力」について解説します。
- 燃料費調整額(市場価格と連動したプラン)
- 1年未満の解約で解約手数料がかかる
- 容量拠出金反映額
Japan電力では、2024年4月より、容量拠出金制度が開始にともない、2024年4月以降、容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されます。(すべての小売電気事業者へ容量拠出金の支払い義務が新たに発生します。この負担を電気料金と一緒に請求するかしないかは、各電力会社により違いますが、Japan電力は、電気料金と一緒に請求されますので注意しましょう!)
Japan電力へ乗り換えを検討されている方は、Japan電力の注意点をしっかりと把握することが大切です。以下の項目で詳しく見て行きましょう!
本記事を光熱費の見直しにお役立てください。
Japan電力(くらしプランS)特長
Japan電力の電気料金内訳は以下となります。内訳の合計が電気料金です。(※2025年2月1日以降、低圧の電力需給約款が変更になっていますので、Japan電力公式サイトで確認しましょう。)
電気料金内訳 | 備 考 |
基本料金 | Japan電力は0円 |
電力量料金(kWh) | 1か月間の電力使用量で計算 |
燃料費調整額 | 市場価格と連動・毎月変動 |
再エネ賦課金 | 毎年5月に改訂される各社同単価 現在の単価:3.49円/kWh (2024.5月~2025.4月) |
※容量拠出金反映額 (Japan電力) | ※新たに請求される |
Japan電力では2024年4月より、容量拠出金制度が開始にともない、2024年4月以降、容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されます。(※容量拠出金反映額については、以下の項目を参照してください。)
一部の電力会社では、この負担を電気料金と一緒に請求することを決めており、電気料金と合わせて請求するかしないかは、各電力会社により違いますが、Japan電力は、電気料金と一緒に請求されますので注意しましょう!
- 基本料金が0円で基本料金が設定されている電力会社よりお得
- くらしプランSは、大手電力会社の一般家庭向け料金プラン従量電灯B相当のプラン
(関西・中国・四国は、電灯A相当の料金プラン) - 契約容量は60A以下(4人家族の場合一般的に50Aが目安)
- 毎月の電力使用量が400kWh以上のご家庭はお得
※401kWh以上は安い電力量単価で利用できる - 登録料・申込事務手数料0円で申込の際に料金は不要
- 1年以内の解約の場合、契約解除料3,000円(税抜)が掛かる
- 供給エリア:全国対応(沖縄・離島除く)
Japan電力の料金プランについては、こちらの記事を参考にしてください。
Japan電力と中部電力の料金を比較
Japan電力のくらしプランSは、基本料金が無料です。
世帯人数が多い方ほど同時に使用する電気の量が必要でアンペア数が大きくなるので基本料金も高くなりますが、Japan電力は基本料金無料なので大手電力と比べて、エリアによりますが3~5人世帯では毎月1,000円~2,000円の節約になります。
基本料金の負担がなくなるだけでかなりお得です。
Japan電力(くらしプランS)と中部電力(従量電灯B・規制料金プラン)の料金を以下のポイントで比較していきます。
- 基本料金を比較
- 電力量料金を比較
- 1ヵ月の電力使用量別料金を比較(※基本料金・燃料費調整額・再エネ賦課金を除く)
- 燃料費調整額を比較
- 1か月あたりのトータル電気料金を比較
どちらがお得に利用できるか見て行きましょう!
東邦ガスと中部電力で電気とガスをまとめた場合、どちらがお得に利用できるか料金を比較した記事は以下です。契約電流20A以上の場合、東邦ガスでまとめた方がお得です。
※東邦ガスでは、新規契約でガスも電気も基本料金6か月半額キャンペーン実施中です!
基本料金を比較
中部電力の一般家庭向け料金プランは、2024年4月1日より低圧のすべての料金メニューで電気料金単価の見直しが実施されました。
値上げ前と値上げ後の24.4/1以降の金額の比較を下記の表にまとめました。
▽中部電力基本料金比較(値上げ前と値上げ後)
会社 | 中部電力 | 中部電力 | 中部電力 | 中部電力 |
期間 | ~24.3/31 (値上げ前) | 24.4/1~ (値上げ後) | 1か月負担増額 | 年間負担増額 (12ヵ月) |
契約電流 /プラン | 従量電灯B | 従量電灯B | 従量電灯B | 従量電灯B |
40A | 1,188 | 1,284.56 | +96.56/月 | +1,158.72/年 |
50A | 1,485 | 1,605.70 | +120.70/月 | +1,448.40/年 |
60A | 1,782 | 1,926.84 | +144.84/月 | +1,738.08/年 |
見直しによる負担額を一般家庭向け4人世帯の契約電流の目安50Aを例に見てみると、中部電力の50Aの場合、
- 2024.4/1~基本料金は、1,605.70円/月
- 値上げ前と比較すると1か月あたり120.70円/月負担増
- 1年間では1,448.40円/年の負担増
となります。
▽基本料金比較(Japan電力と中部電力)
会社 | Japan電力 | 中部電力 | 比較 |
期間 | 24.4/1~ (見直し後) | どちらがお得? | |
契約電流 /プラン | くらしプランS | 従量電灯B | |
40A | 無料 ▲1,284.56安い | 1,284.56 | Japan電力 |
50A | 無料 ▲1,605.70安い | 1,605.70 | Japan電力 |
60A | 無料 ▲1,926.84安い | 1,926.84 | Japan電力 |
一般家庭の契約電流の目安は50Aなので、中部電力の1か月あたりの基本料金は1,605円ですが、Japan電力は無料で利用でき、その分お得な料金となっています。
Japan電力は、基本料金無料なのでとてもお得です。(※Japan電力の燃料費調整単価は、市場価格と連動したプランで現在高くなっており、電気料金も高くなります。乗り換えを検討中の方は、しっかりと料金シュミレーションすることが重要です。)
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2024年電気代値上げについての記事です。ぜひご覧くださいね。
電力量料金を比較
▽中部電力の見直し前と見直し後の電力量料金単価を比較
会社 | 中部電力 (見直し前) | 中部電力 (見直し後) |
期間 | ~24.3/31 | 24.4/1~ |
プラン | 従量電灯B | 従量電灯B |
最初の120kWh | 21.33 | 21.20 ▲0.13安い |
120kWh~300kWh | 25.80 | 25.67 ▲0.13安い |
300kWh~400kWh | 28.75 | 28.62 ▲0.13安い |
401kWh~ | 28.75 | 28.62 ▲0.13安い |
中部電力の電力量料金単価は、料金見直し後▲0.13円/kWh値下げとなりました。
▽電力量料金単価比較(Japan電力と中部電力)
会社 | Japan電力 | 中部電力 | 比較 |
期間 | 24.4/1~ | どちらがお得? | |
プラン | くらしプランS | 従量電灯B | |
最初の120kWh | 27 | 21.20 ▲5.80安い | 中部電力 |
120kWh~300kWh | 27 | 25.67 ▲1.33安い | 中部電力 |
301kWh~400kWh | 27 ▲1.62安い | 28.62 | Japan電力 |
401kWh~ | 26 ▲2.62安い | 28.62 | Japan電力 |
1か月あたりの電力使用量が
- 300kWh未満の場合、中部電力の方が安い単価
- 301kWh以上の場合、Japan電力の方が安い単価
- 401kWh以上の場合、Japan電力の方がさらにお得な単価
で利用できます。
1か月あたりの電力使用量が300kWh/月、400kWh/月、500kWh/月、600kWh/月の場合で電力量料金がいくらになるか概算で計算しましたので比較してみてくださいね。
(※基本料金・燃料費調整額・再エネ賦課金を除く)
▽月間電力量料金を比較
(※基本料金・燃料費調整額・再エネ賦課金を除く)
会社 | Japan電力 | 中部電力 | 比較 |
プラン | くらしプランS | 従量電灯B | どちらがお得? |
300kWh | 8,100 | 7,164.6 ▲935.4安い | 中部電力 安い |
400kWh | 10,800 | 10,026.6 ▲773.4安い | 中部電力 安い |
500kWh | 13,400 | 12,888.6 ▲511.4安い | 中部電力 安い |
600kWh | 16,000 | 15,750.6 ▲249.4安い | 中部電力 安い |
※基本料金・燃料費調整額・再エネ賦課金を除く
月間電力使用量別の電力量料金の比較では、すべて中部電力が安くなりました。
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燃料費調整額を比較
- 原材料の価格変化に応じて上下し毎月変動する電気料金に含まれる金額のこと
- 燃料費が基準価格よりも低ければ電気料金からマイナス、高ければプラスされる
- 多くの新電力も旧一般電気事業者と同じ算出方法を導入している
- 各電力会社によって単価は違う
- Japan電力の燃料費調整額は、市場価格と連動したプラン
▽燃料費等調整単価比較
請求月 | Japan電力 (くらしプランS) | 中部電力 (従量電灯B) |
24.07 | 0.00 | 2.84 |
24.08 | 1.00 | 2.54 |
24.09※ | 2.61 高い | ▲1.55 |
24.10※ | 3.30 高い | ▲1.25 |
24.11※ | 4.13 高い | 0.30 |
24.12 | 2.39 高い | 2.59 |
25.01 | 4.05 高い | 1.33 |
24年9月~11月請求分の燃料費調整単価は、政府の電気代補助金を含む
使用電力量×燃料費等調整単価=燃料費等調整額
燃料費調整単価が▲単価の月は電気料金から燃料費等調整額がひかれますが、+単価の月は、電気料金に燃料費等調整額が足されます。
Japan電力の燃料費調整額は、市場価格と連動したプランとなっているため調整単価を抑えているエリアでは低単価が実現していますが、今後も低単価が続くことの保証はなく料金シュミレーションと実際の請求額が大きく変わる可能性がありますので注意してください。
燃料費調整額は、燃料費調整単価が+単価の月は、電気代が高くなります。
また、月々の電力使用量によっても金額が大きく変わりますので、乗り換えを検討されている方は、Japan電力公式サイトで確認し、乗り換えて今より高くなることがないようにしっかりと比較シュミレーションすることが大切です。
昨今の燃料費の高騰により燃料費調整単価が高い見通しですので、しっかりと見積もりして確認しましょう。
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1か月あたりのトータル電気料金を比較
参考にうちの2024年12月の月間電力使用量で電気料金を比較します。
請求月:24年12月 | Japan電力 | 中部電力 |
プラン | くらしプランS | 従量電灯B |
契約容量/世帯人数 | 50A/4人 | 50A/4人 |
月間電力使用量 | 325kWh | 325kWh |
基本料金または 一律の最低料金 | 0 | 1,605.70 |
電力量料金 | 8,775 | 7,880.1 |
燃料費調整額 | 776.75 | 841.75 |
再エネ賦課金 (現在の単価:3.49円/kWh) | 1,134.25 | 1,134.25 |
容量拠出金反映額 (Japan電力のみ) | 756 | 無 |
合計 | 11,442 ▲19.8安い | 11,461.8 |
2024.12月の比較では、Japan電力が▲19.8円安い料金です。
Japan電力の燃料費調整額は、市場価格と連動したプランとなっているため調整単価を抑えているエリアでは低単価が実現していますが、今後も低単価が続くことの保証はなく料金シュミレーションと実際の請求額が大きく変わる可能性がありますので注意してください。
公式サイトでは、簡単に料金をシュミレーションできますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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乗り換え前と比較していますのでぜひ参考にしてくださいね。(※現在は、違う新電力を利用しています。)
Japan電力の容量拠出金について
将来に必要な電力供給が不足しないようにまた、安全な電力供給が確保できるように容量市場が開設されました。(すべての小売電気事業者へ容量拠出金の支払い義務が新たに発生します。)
- 電気が必要な需要のピーク時に十分な電力の確保
- 電気の安定供給
- 電気事業者の安定した運営
- 電気料金の安定化など消費者にとってメリットになる
Japan電力では、容量拠出金制度の開始にともない、2024年4月以降、容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されます。(すべての小売電気事業者へ容量拠出金の支払い義務が新たに発生します。)
Japan電力各プランの令和6年度・容量拠出金反映額は下記となります。(現在のところ令和6年9月まで以下の金額の予定。最新の金額は、Japan電力公式サイトでご確認下さい。)
くらしプラン |
A契約 |
744円 |
一律3kWとみなして 248円/kW |
Japan電力の容量拠出金反映額も電気料金と一緒に合わせて請求されます。また、Japan電力の燃料費調整額は、市場価格と連動したプランのため注意が必要です。
乗り換え前にしっかりと料金シュミレーションするのがおすすめです。
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Japan電力へ乗り換えする際の注意点
- 燃料費調整額(市場価格と連動したプラン)
- 1年未満の解約で解約手数料がかかる
- 容量拠出金反映額
(Japan電力では、2024年4月より、容量拠出金制度が開始され容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されます)
Japan電力へ乗り換えの場合、下記の注意が必要です。
ポイント①
燃料費調整額が市場価格と連動したプランのため、燃料費調整額によって月額料金が変動する
燃料費調整額の項目でも解説していますが、Japan電力の燃料費調整額は、市場価格と連動したプランです。
そのため、調整単価を抑えているエリアでは低単価が実現していますが、今後も低単価が続くことの保証はなく料金シュミレーションと実際の請求額が大きく変わる可能性がありますので注意してください。
乗り換え前にしっかりと料金シュミレーションがおすすめです。昨今の燃料費の高騰により燃料費調整単価が高い見通しですので、しっかりと見積もりして確認しましょう。
ポイント②
容量拠出金反映額が請求される
Japan電力では、2024年4月より、容量拠出金制度が開始され容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されます。
請求されるかされないかは、契約する新電力により違いますが、Japan電力では、請求されます。
各請求に適用される金額は、Japan電力公式サイトで確認できますので、ご自身でしっかりと確認しましょう。
ポイント③
オール電化向けのプランがない
Japan電力では、オール電化向けのプランはありません。
現在の料金よりも高くなる可能性があるのでオール電化向けのお得な新電力をお探しの方は、電力比較サイト「エネチェンジ」でチェックするのがおすすめです。
エネチェンジは、郵便番号を入力するたけでお得な新電力を多数比較することができる上場企業運営の安心かつ無料で利用できるサービスです。
また、ギフト券やキャッシュバックなどの 「限定特典」のある新電力もチェックできます。
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ポイント④
1年以内の解約の場合、契約解除料3,000円(税抜き)が掛かる
- 契約期間は供給開始から1年間(1年目以降の解約手数料は無料)
- 供給開始日が属する月から起算して12か月目の末日までに解約する場合、契約解除料3,000円(税抜き)が発生
→ex)供給開始日が23.7月中の場合、24.7月末日までに解約すると手数料が掛かるので解約する場合は、8月にする - 契約解除料が発生するので、乗り換え前に必ず現在契約中の電気料金プランの内容/電気の使用状況/電力使用量をもとにしっかりと料金シュミレーションしましょう
お得な新電力をチェックする場合は、個人では難しいので、上場企業運営の電力比較サイト「エネチェンジ」でシュミレーションするのがおすすめです。
私も2回「エネチェンジ」を利用して新電力へ乗り換えています。
郵便番号と現在の電気の使用状況を入力で、電気の利用状況に合った料金プランのある電力会社を簡単に多数比較することができます。
その際に、
- キャッシュバックなどの限定特典
- 契約解除料が不要
- オール電化プランがある
など、希望に合わせてチェックできますので、とてもおすすめです。
乗り換えに複雑な手続きは必要なく、
- 「供給地点特定番号」
- 「お客様番号」
があれば簡単にできます。
上記番号は、現在契約中の電力会社からの
- 検針票(電気使用量の明細)
- 契約者専用のネット上のマイページ
- 電話やメールで問い合わせ
などで確認できます。
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まとめ
中部電力は、一般家庭向け料金プランは、2024年4月1日より低圧のすべての料金メニューで電気料金単価の見直しが実施され、4人世帯の契約電流の目安である50Aの場合の基本料金は、1,605.70円/月となり、値上げ前と比較すると1か月あたり120.70円/月負担増、1年間では1,448.40円/年の負担増となります。
Japan電力は、基本料金0円なので毎月その金額分節約になりますのでお得です。
しかし、Japan電力は2024年4月より、容量拠出金制度の開始にともない、2024年4月以降、容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されますので注意しましょう。(すべての小売電気事業者へ容量拠出金の支払い義務が新たに発生します。請求するしないは、各新電力により違います。)
Japan電力の乗り換えの注意点として、燃料費調整額の価格によって高くなる場合がありまた、月額料金が変動するので必ずシュミレーションすることが重要です。(昨今の燃料費の高騰により燃料費調整額は高い見通しです。)
さらに、Japan電力は、1年以内に解約の場合、契約解除料3,000円(税抜)が掛かるので注意してくださいね。
電気代の節約に最も効果的なのは、現在の電気の利用状況に合わせたプランのある新電力へ乗り換えることです。
しかし、ご自身の生活スタイルや電気の使用状況に合っていない料金プランの新電力へ乗り換えると、今の料金より高くなる場合がありますので、しっかりと比較シュミレーションすることが大切です。
電気をたくさん使う季節の前に光熱費の見直しをしてみてくださいね。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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