※この記事は、2026年2月1日に更新しました。
「新電力に乗り換えたほうが安くなるのでは?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
Japan電力(中部電力エリア)は、
- 基本料金無料で電力量料金が安い
- 一方で燃料費調整額が市場連動、容量拠出金反映額が別途かかる
といった特徴があり、単純な単価比較だけでは判断しにくいのが実情です。
そこで本記事では、我が家(4人世帯)の過去6か月分の実際の電力使用量データを使い、Japan電力と中部電力の電気料金を各内訳ごとに比較しました。
「どちらが必ず安いか」ではなく、どんな家庭ならどちらが向いているのかが分かる内容になっています。
電気代を見直したい中部電力エリアの方は、ぜひ参考にしてください。
【※本記事では、我が家4人世帯(戸建て)の実際の電力使用量(過去6か月分)をもとに比較しています。電気料金は使用状況によって異なるため、一例としてご覧ください。】
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Japan電力(くらしプランS)特長
Japan電力の電気料金内訳は以下となります。内訳①~⑤の合計が電気料金です。(※2025年2月1日以降、低圧の電力需給約款が変更になっていますので、Japan電力公式サイトで確認しましょう。)
| 電気料金内訳 | 備 考 |
| ①基本料金 | Japan電力は0円 |
| ②電力量料金(kWh) | 1か月間の電力使用量で計算 |
| ③燃料費調整額 | 市場価格と連動・毎月変動 |
| ④再エネ賦課金 | 毎年5月に改訂される各社同単価 2025年度単価:3.98円/kWh |
| ⑤※容量拠出金反映額(Japan電力) | ※新たに加算請求 |
Japan電力では2024年4月より、容量拠出金制度が開始にともない、2024年4月以降、容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されます。(※容量拠出金反映額については、以下の項目を参照してください。)
一部の電力会社では、この負担を電気料金と一緒に請求することを決めており、電気料金と合わせて請求するかしないかは、各電力会社により違いますが、Japan電力は、電気料金と一緒に請求されますので注意しましょう!
- 基本料金が0円で基本料金が設定されている電力会社よりお得
- くらしプランSは、大手電力会社の一般家庭向け料金プラン従量電灯B相当のプラン
(関西・中国・四国は、電灯A相当の料金プラン) - 契約容量は60A以下(4人家族の場合一般的に50Aが目安)
- 毎月の電力使用量が400kWh以上のご家庭はお得
※401kWh以上は安い電力量単価で利用できる - 登録料・申込事務手数料0円で申込の際に料金は不要
- 1年以内の解約の場合、契約解除料3,000円(税抜)が掛かる
- 供給エリア:全国対応(沖縄・離島除く)
Japan電力と中部電力の料金を比較
Japan電力のくらしプランSは、基本料金が無料です。
世帯人数が多い方ほど同時に使用する電気の量が必要でアンペア数が大きくなるので基本料金も高くなりますが、Japan電力は基本料金無料なので大手電力と比べて、エリアによりますが3~5人世帯では毎月1,000円~2,000円の節約になります。
基本料金の負担がなくなるだけでかなりお得です。
Japan電力(くらしプランS)と中部電力(従量電灯B・規制料金プラン)の料金を以下のポイントで比較していきます。
- 基本料金を比較
- 電力量料金を比較
- 1ヵ月あたりの電力使用量料金を比較
(※基本料金・燃料費調整額・容量拠出金反映額・再エネ賦課金を除く) - 燃料費調整額を比較
- 1か月あたりのトータル電気料金を比較
- 過去6か月間の月別月間電力使用量で電気料金比較
(うちの電力使用量で計算・4人世帯50A)
※トータル電気料金の比較では、再エネ賦課金は各社一律の同単価で、電力会社による差はないので除きます。
どちらがお得に利用できるか見て行きましょう!
基本料金を比較
中部電力の一般家庭向け料金プランは、2024年4月1日より低圧のすべての料金メニューで電気料金単価の見直しが実施されました。
▽中部電力基本料金比較
| 会社 | 中部電力 |
| 契約電流(世帯人数目安)/プラン | 従量電灯B |
| 40A(3人) | 1,284.56 |
| 50A(4人) | 1,605.70 |
| 60A(5人以上) | 1,926.84 |
▽基本料金比較(Japan電力と中部電力)
| 会社 | Japan電力 | 中部電力 | 比較 |
| 契約電流/プラン | くらしプランS | 従量電灯B | どちらがお得? |
| 40A | 無料 ▲1,284.56安い | 1,284.56 | Japan電力 |
| 50A | 無料 ▲1,605.70安い | 1,605.70 | Japan電力 |
| 60A | 無料 ▲1,926.84安い | 1,926.84 | Japan電力 |
一般家庭の契約電流の目安は50Aなので、中部電力の1か月あたりの基本料金は1,605円ですが、Japan電力は無料で利用でき、その分お得な料金となっています。
Japan電力は、基本料金無料なのでとてもお得です。(※Japan電力の燃料費調整単価は、市場価格と連動したプランです。乗り換えを検討中の方は、しっかりと料金シュミレーションすることが重要です。)
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2024年電気代値上げについての記事です。ぜひご覧くださいね。
電力量料金を比較
▽電力量料金単価を比較(Japan電力と中部電力)
| 会社 | Japan電力 | 中部電力 | 比較 |
| kWh/プラン | くらしプランS (円/kWh) | 従量電灯B (円/kWh) | どちらがお得? |
| 最初の120kWh | 27 | 21.20 ▲5.80安い | 中部電力 |
| 120kWh~300kWh | 27 | 25.67 ▲1.33安い | 中部電力 |
| 301kWh~400kWh | 27 ▲1.62安い | 28.62 | Japan電力 |
| 401kWh~ | 26 ▲2.62安い | 28.62 | Japan電力 |
1か月あたりの電力使用量が
- 300kWh未満の場合、中部電力の方が安い単価
- 301kWh以上の場合、Japan電力の方が安い単価
- 401kWh以上の場合、Japan電力の方がさらにお得な単価
で利用できます。
1か月あたりの電力使用量料金を比較
1か月あたりの電力使用量が300kWh/月、400kWh/月、500kWh/月、600kWh/月の場合で電力量料金がいくらになるか概算で計算しましたので比較してみてください。
(※基本料金・燃料費調整額・容量拠出金反映額・再エネ賦課金を除く)
▽1カ月あたりの電力量料金を比較
(※基本料金・燃料費調整額・容量拠出金反映額・再エネ賦課金を除く)
| 会社 | Japan電力 | 中部電力 | 比較 |
| kWh/プラン | くらしプランS | 従量電灯B | どちらがお得? |
| 300kWh/月 | 8,100 | 7,164.6 ▲935.4安い | 中部電力 安い |
| 400kWh/月 | 10,800 | 10,026.6 ▲773.4安い | 中部電力 安い |
| 500kWh/月 | 13,400 | 12,888.6 ▲511.4安い | 中部電力 安い |
| 600kWh/月 | 16,000 | 15,750.6 ▲249.4安い | 中部電力 安い |
1カ月当たりの電力使用量別の電力量料金の比較では、すべて中部電力が安くなりました。
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燃料費調整額を比較
- 原材料の価格変化に応じて上下し毎月変動する電気料金に含まれる金額のこと
- 燃料費が基準価格よりも低ければ電気料金からマイナス、高ければプラスされる
- 多くの新電力も旧一般電気事業者と同じ算出方法を導入している
- 各電力会社によって単価は違う
- Japan電力の燃料費調整額は、市場価格と連動したプラン
使用電力量×燃料費等調整単価=燃料費等調整額
▽燃料費等調整単価比較
| 月 | Japan電力 (くらしプランS) | 中部電力 (従量電灯B) |
| 2025.11 | 2.59 高い | 0.93 |
| 2025.12 | 2.30 高い | 0.86 |
| 2026.01 | 1.52 高い | 0.79 |
| 2026.02※ | ▲3.93 | ▲3.73 高い |
※2026年2月の燃料費調整単価は、政府の電気代補助金を含む
燃料費調整単価が▲単価の月は電気料金から燃料費等調整額がひかれますが、+単価の月は、電気料金に燃料費等調整額が足されます。
Japan電力の燃料費調整額は、市場価格と連動したプランとなっているため調整単価を抑えているエリアでは低単価が実現していますが、今後も低単価が続くことの保証はなく料金シュミレーションと実際の請求額が大きく変わる可能性がありますので注意してください。
燃料費調整額は、燃料費調整単価が+単価の月は、電気代が高くなります。
また、月々の電力使用量によっても金額が大きく変わりますので、乗り換えを検討されている方は、Japan電力公式サイトで確認し、乗り換えて今より高くなることがないようにしっかりと比較シュミレーションすることが大切です。
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1か月あたりのトータル電気料金を比較
世帯人数をもとにした一般的な月間電力使用量をもとにトータル電気料金を比較します。
- 見積もり月:2026年2月
- 世帯人数:4人(50A)
- 1か月あたりの電力使用量:400kWh
- 容量拠出金反映額(Japan電力のみ加算)
| 見積もり月:2026年2月 | Japan電力 | 中部電力 |
| プラン | くらしプランS | 従量電灯B |
| 契約容量/世帯人数 | 50A/4人 | 50A/4人 |
| 月間電力使用量 | 400kWh | 400kWh |
| 基本料金または 一律の最低料金 | 0 ▲1,605.70 | 1,605.70 |
| 電力量料金 | 10,800 | 10,026.60 ▲773.40 |
| 燃料費調整額 | ▲1,572 ▲80.00 | ▲1,492 |
| 再エネ賦課金 (2025年度単価:3.98円/kWh) | 1,592 | 1,592 |
| 容量拠出金反映額 (Japan電力のみ) | 345 (※2026年2月分) | 無 ▲345 |
| 合計 | 11,165 ▲567.30安い | 11,732.30 |
2026.2月の見積もり比較では、Japan電力が▲567.30円安いです。
Japan電力の燃料費調整額は、市場価格と連動したプランとなっているため調整単価を抑えているエリアでは低単価が実現していますが、今後も低単価が続くことの保証はなく料金シュミレーションと実際の請求額が大きく変わる可能性がありますので注意してください。
公式サイトでは、簡単に料金をシュミレーションできますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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過去6か月間の月間電力使用量で電気料金を比較
我が家(4人世帯・契約容量50A)の実際の電力使用量データを使って、Japan電力と中部電力の電気料金を比較します。
比較期間は、電力市場価格の影響を受けやすい2025年7月〜12月の過去6か月間です。
(※再エネ賦課金は各社一律の同単価で、電力会社による差はないので除きます。また、世帯構成や生活スタイル、使用機器、使用状況、実際の電力使用量、燃料費調整額や比較の料金プランによっては、試算結果が大きく変わる場合がありますのでその点はご了承下さい。)
- 基本料金(または一律の最低料金):4人世帯の50A
- 月間電力量料金:我が家の実際の検針データを使用
- 燃料費調整額:各見積もり月の単価で計算
- 容量拠出金反映額:※Japan電力のみ、中部電力は無
※再エネ賦課金は各社一律の同単価で、電力会社による差はないので除く
| 月 | 会社 | Japan電力 | 中部電力 | 比 較 |
| kWh/プラン | くらしプランS | 従量電灯B | どちらが安い? | |
| 25.07 | 631 | 17,091 ▲2,401安い | 19,492 | Japan電力 |
| 25.08※ | 755 | 19,823 ▲1,599安い | 21,422 | Japan電力 |
| 25.09※ | 540 | 16,309 | 14,985 ▲1,324安い | 中部電力 |
| 25.10※ | 348 | 10,311 | 9,789 ▲522安い | 中部電力 |
| 25.11 | 373 | 11,457 | 11,206 ▲251安い | 中部電力 |
| 25.12 | 492 | 14,718 | 14,688 ▲30安い | 中部電力 |
| 6か月分小計 | 89,709 ▲1,873安い | 91,582 | Japan電力 |
2025年8月~10月分の燃料費調整額は政府の電気代補助金を反映
2025年7月~2025年12月の6ヵ月間の比較結果は、
⇒ 6か月で▲1,873円Japan電力が安い
「どちらが安いか」は月単位では判断できず、一定期間の合計金額で比較することが重要だと言えます。
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東邦ガスと中部電力で電気とガスをまとめた場合、どちらがお得に利用できるか料金を比較した記事は以下です。契約電流20A以上の場合、東邦ガスでまとめた方がお得です。
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Japan電力の容量拠出金について
将来に必要な電力供給が不足しないようにまた、安全な電力供給が確保できるように容量市場が開設されました。(すべての小売電気事業者へ容量拠出金の支払い義務が新たに発生します。)
- 電気が必要な需要のピーク時に十分な電力の確保
- 電気の安定供給
- 電気事業者の安定した運営
- 電気料金の安定化など消費者にとってメリットになる
Japan電力では、容量拠出金制度の開始にともない、2024年4月以降、容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されます。(すべての小売電気事業者へ容量拠出金の支払い義務が新たに発生します。)
【Japan電力】2026年2月起算分の容量拠出金反映額と計算方法
Japan電力/中部電力エリア(くらしプラン)の2026年2月起算分・容量拠出金反映額は、下記となります。最新の金額は、公式サイトでご確認下さい。
| くらしプラン | ①容量拠出金反映額基礎額単価 | ②容量拠出金反映額調整額単価 | ③容量拠出金反映額単価(①+②) |
| 中部 | 105円/kW | ▲36円/kW | 69円/kW |
容量拠出金反映額は、電力使用量(kWh)ではなく契約容量(kW)に対してかかる固定費です。
例えば、4人世帯で契約容量が50A(約5kW)の場合の2026年2月起算分・容量拠出金反映額は
69円/kW×5kW=月345円が加算されます。
乗り換え前にしっかりと料金シュミレーションするのがおすすめです。
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Japan電力へ乗り換えする際の注意点
- 燃料費調整額(市場価格と連動したプラン)
- 容量拠出金反映額の加算請求
- 1年未満の解約で解約手数料がかかる
Japan電力へ乗り換えの場合、下記の注意が必要です。
ポイント①
燃料費調整額が市場価格と連動したプランのため、燃料費調整額によって月額料金が変動する
燃料費調整額の項目でも解説していますが、Japan電力の燃料費調整額は、市場価格と連動したプランです。
そのため、調整単価を抑えているエリアでは低単価が実現していますが、今後も低単価が続くことの保証はなく料金シュミレーションと実際の請求額が大きく変わる可能性がありますので注意してください。
乗り換え前にしっかりと料金シュミレーションで、しっかりと見積もりして確認しましょう。
ポイント②
容量拠出金反映額が加算請求される
Japan電力では、2024年4月より、容量拠出金制度が開始され容量拠出金反映額が電気料金請求の時に合わせて請求されます。
請求されるかされないかは、契約する新電力により違いますが、Japan電力では、請求されます。
各請求に適用される金額は、Japan電力公式サイトで確認できますので、ご自身でしっかりと確認しましょう。
ポイント③
1年以内の解約の場合、契約解除料3,000円(税抜き)が掛かる
- 契約期間は供給開始から1年間(1年目以降の解約手数料は無料)
- 供給開始日が属する月から起算して12か月目の末日までに解約する場合、契約解除料3,000円(税抜き)が発生
→ex)供給開始日が2025.7月中の場合、2026.7月末日までに解約すると手数料が掛かる - 契約解除料が発生するので、乗り換え前に必ず現在契約中の電気料金プランの内容/電気の使用状況/電力使用量をもとにしっかりと料金シュミレーションしましょう
【エネチェンジ】で最適な電力会社を比較見積もりする方法
お得な新電力をチェックする場合は、個人では難しいので、上場企業運営の電力比較サイト「エネチェンジ」でシュミレーションするのがおすすめです。
私も2回「エネチェンジ」を利用して新電力へ乗り換えています。
郵便番号と現在の電気の使用状況を入力で、電気の利用状況に合った料金プランのある電力会社を簡単に多数比較することができます。
その際に、
- キャッシュバックなどの限定特典
- 契約解除料が不要
- オール電化プランがある
など、希望に合わせてチェックできますので、とてもおすすめです。
乗り換えに複雑な手続きは必要なく、
- 「供給地点特定番号」
- 「お客様番号」
があれば簡単にできます。
上記番号は、現在契約中の電力会社からの
- 検針票(電気使用量の明細)
- 契約者専用のネット上のマイページ
- 電話やメールで問い合わせ
などで確認できます。
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まとめ
Japan電力は、基本料金0円なので毎月その金額分節約になりますのでお得です。
ただし、Japan電力は、燃料費調整額が市場連動であること、容量拠出金反映額が別途かかること、契約期間の縛りがあることには注意が必要です。
今回検証した結果、電気代は月単位ではなく、一定期間でのトータル金額とライフスタイルに合っているかを基準に選ぶことが、後悔しない電力会社選びにつながります。
ご自身の生活スタイルや電気の使用状況に合っていない料金プランの新電力へ乗り換えると、今の料金より高くなる場合がありますので、しっかりと比較シュミレーションすることが大切です。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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