2024年6月以降の電気代は、2024年3月までと比較すると値上がり電気代の負担が家計に占める割合が大きくなっています。
2023年のエネチェンジ調査によると電気料金高騰に不安を感じている方が約95%に上るようです。
円安の影響やエネルギー価格の高騰、燃料の調達コストの膨らみなど電気の調達価格が上昇したことにより日本の電気料金の値上げが続いています。
- 託送料金の改定(2024年4月)
- 再エネ賦課金(2024年5月)
- 政府の電気代補助が2024年5月終了
- 容量拠出金(2024年4月)
一部の電力会社では、電気料金と一緒に請求することを決めており、電気料金と合わせて請求するかしないかは、各電力会社により違い、影響額は変わる
2024年電気代値上がりの記事はこちらをご覧ください。
2023年のエネチェンジ調査によると、現在契約中の電力会社の電気料金値上げに対して、
- 値上げがあるのか分からないとの回答が約48%
- 値上げに対して契約中の料金プランと別の電力会社の料金プランを比較検討しなかった方が約55%
といずれも高くご自身の電力会社の契約内容や料金などの把握ができていない可能性があるようです。
約95%と多くの方が電気料金の高騰に不安を感じているなかで、電気代高騰に対する対処をされていない方も多いと思います。
そこで本記事では、電気代節約の可能性がある新電力「コスモでんき(東京電力エリア)・スタンダード」と東京電力・従量電灯Bの料金比較について解説します。
コスモでんきは、地域の大手電力会社と同じ料金設定+独自の特典で利用できます。
上記の電力会社の料金比較を通してどちらがご自身に最適なプランか、また節約につながるか光熱費見直しの参考にして下さい。
上場企業運営の安心かつ無料で利用できる電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」は、専門的なオペレーターが質問や電力乗り換えを丁寧にサポートしてくれます。
見積もりから切替までサポートしてくれますので、複雑で面倒な手続きなどもありませんので、安心して利用できます。(私も新電力へ乗り換えの際に利用しています。)
\郵便番号や世帯人数など入力で簡単料金見積もり/
エネチェンジについてはこちらをご覧ください。
コスモでんき(東京電力エリア)の特徴とメリット
コスモでんきは、サービスステーションやカーリースで有名なコスモ石油マーケティング株式会社の供給する電気です。
コスモでんきは、地域の大手電力会社と同じ料金設定+独自の特典で利用できます。
- スタンダード:使った分だけ現金割引
※今回の見積もり比較で料金参照しているプラン - ポイントプラス:使った分だけdポイントが貯まるプラン
- セレクト:動画や雑誌が見放題
- グリーン:エコな電気で環境貢献
実質的にCO2排出量0を実現するプラン
コスモでんきスタンダードプランの特徴は、月間の電力使用量に応じて電気代から割引されますので、東京電力よりも割引額分お得に利用できます。(各エリア、契約容量により割引額が違いますのでご利用の地域の割引額をチェックして下さいね。)
燃料費調整額は、各エリアの大手電力会社と同額で昨今の燃料費の高騰により燃料費調整単価は高い見通しのため、安心して利用できます。(※下記燃料費調整額の項目で詳しく解説します。)
スタンダードプランは、解約手数料などないですが、コスモでんきセレクトやコスモでんきセレクトオール電化のdマガジンコースでは、1年未満の解約では2,000円(税抜)の違約金がかかります。
エネチェンジ限定特典として、エネチェンジ経由でコスモでんきに申し込んだ方を対象に、6,000円キャッシュバックキャンペーンをしています。
キャンペーン期間:2024年10月1日~2024年10月31日まで
※特典の対象と内容などご自身の利用エリアで特典適用条件も合わせて是非チェックしてみて下さい。
\エネチェンジ公式サイトでコスモでんきのプラン詳細をチェック/
関西エリアの方は、コスモでんきと関西電力、オクトパスエナジーの2024年7月~9月分を料金比較した以下の記事をご覧ください。
中国電力とコスモでんきの料金比較はこちらをご覧ください。
九州電力とコスモでんきの料金比較はこちらをご覧ください。
コスモでんき(東京電力エリア)と東京電力の料金比較
コスモでんき(東京電力エリア・スタンダード)と東京電力・従量電灯Bの料金比較
電気料金は、下記内訳を合計したものです。電気料金の内訳である以下の3項目と割引等について比較します。
(※再エネ賦課金は、各社同単価で差はないため除きます。また契約する新電力によっては、下記電気料金の算出内訳の他に容量市場の開始に伴い容量拠出金反映額が請求されます。検針票やマイページなどで確認しましょう。)
内 訳 | 備 考 |
基本料金 (または最低料金) | 契約容量により料金が違う |
電力量料金 | 1か月間の電力使用量(kWh)で計算 |
燃料費調整額 | 毎月変動し各電力会社により違う |
再エネ賦課金 | 毎年5月に改訂される各社同単価 |
- 基本料金
- 電力量料金
- 燃料費調整額
- 割引等
コスモでんき|月間の電力使用量に応じて電気代から割引
酷暑乗り切り緊急支援(2024.8月~10月まで実施) - 1か月の使用電力量別料金比較(2024.7月~9月)
電気料金の上記内訳3項目と割引等、2024.7月~9月までの1か月間の電力使用量別に料金を比較します。(※再エネ賦課金は、各社同単価で差はないため除きます。)
基本料金の比較
会社 | 東京電力 | コスモでんき | 差額 |
契約A\プラン | 従量電灯B | スタンダード | ±0 |
30A | 935.25円 | 935.25円 | ±0 |
40A | 1,247.00円 | 1,247.00円 | ±0 |
50A | 1,558.75円 | 1,558.75円 | ±0 |
60A | 1,870.50円 | 1,870.50円 | ±0 |
基本料金は、30A~60Aまでどちらも同じ料金で差はないです。4人家族の契約アンペア目安は、50Aとなります。
電力量料金単価の比較
会社 | 東京電力 | コスモでんき | 差額 |
電力量料金\プラン | 従量電灯B | スタンダード | |
最初の120kWhまで | 29.80 | 29.80 | ±0 |
120kWh~300kWh | 36.40 | 36.40 | ±0 |
300kWh以上 | 40.49 | 40.49 | ±0 |
すべて、同じ電力量料金単価、3段料金となっています。
燃料費調整単価の比較
各月分の燃料費調整単価は、3か月間の貿易統計価格をもとに算定され、2か月後の電気料金に反映されます。
- 電気料金を算出する内訳のひとつ
- 発電に必要な原油や石炭、LNG(液化天然ガス)など燃料の価格変動を電気料金に反映させるためのもの
- 原材料の価格変化に応じて上下し毎月変動する電気料金に含まれる金額のこと
- 燃料費が基準価格よりも低ければ電気料金からマイナス、高ければプラスされる
- 多くの新電力も旧一般電気事業者と同じ算出方法を導入している
- 各電力会社によって単価は違う
燃料費調整額=燃料費調整単価×月間の電力使用量
燃料費調整額は、電気料金を計算するためのひとつの項目ですが、その変動により月々の電気料金に大きく影響します。とても大切な項目となりますので、どれくらい請求されているか検針票や契約の電力会社公式サイトのマイページで確認しましょう。
会 社 | 東京電力 | コスモでんき |
エリア | 東京電力エリア | 東京電力エリア |
料金プラン | 従量電灯B | スタンダード |
燃料費調整単価上限 | 上限あり (規制料金プラン) | 上限なし 各エリアの大手電力と同額 |
政府の電気代補助 「酷暑乗り切り緊急支援」 (2024.09月分) | 燃料費調整額等で 値引き額を反映 | 燃料費調整額等で 値引き額を反映 |
会社 | 東京電力 | コスモでんき | 差額 |
プラン | 従量電灯B | スタンダード | |
24.07月 | ▲6.09 | ▲6.09 | ±0 |
24.08月 | ▲6.31 | ▲6.31 | ±0 |
24.09月※ 政府の補助による値引き単価を含む | ▲10.37 | 未掲載 | - |
※2024.9月分は、政府の補助による値引き単価が含まれています。
24.7月、8月は、どちらも同じ燃料費調整単価です。コスモでんきの24.9月は、コスモでんき公式サイトにまだ掲載されていませんが、地域の大手電力会社と同額とのことです。
【コスモでんきの調整額】は、【地域の電力会社の調整額】と同額のため、安心してお切替いただけます。
引用元:コスモでんき公式サイト
割引等の比較
- コスモでんき|月間の電力使用量に応じて電気代から割引
コスモでんき(東京電力エリア・従量電量B)は、下記月間割引表にある当月の月間電力使用量に応じて電気代から割引されます。 - 酷暑乗り切り緊急支援(2024.8月~10月まで)
2024年8月から10月までの3か月間にわたって電気代補助金「酷暑乗り切り緊急支援」という名称で実施されます。
コスモでんき|月間の電力使用量に応じて電気代から割引
▽コスモでんきスタンダード(東京電力エリア・従量電灯B)月間割引額
月間電力使用量\契約A | 30A | 40A | 50A | 60A |
200kWh以上 250kWh未満 | 割引なし | ▲160 | ▲210 | ▲210 |
250kWh以上 300kWh未満 | ▲110 | ▲210 | ▲260 | ▲260 |
300kWh以上 350kWh未満 | ▲210 | ▲260 | ▲310 | ▲360 |
350kWh以上 400kWh未満 | ▲260 | ▲360 | ▲410 | ▲460 |
400kWh以上 450kWh未満 | ▲360 | ▲570 | ▲620 | ▲670 |
450kWh以上 500kWh未満 | ▲410 | ▲720 | ▲770 | ▲820 |
500kWh以上 550kWh未満 | ▲510 | ▲820 | ▲870 | ▲920 |
550kWh以上 600kWh未満 | ▲620 | ▲920 | ▲970 | ▲1,020 |
600kWh以上 | ▲720 | ▲1,020 | ▲1,130 | ▲1,180 |
当月の月間電力使用量に応じて上記表にある割引額を、当月の電気料金の請求額から割引されます。
契約アンペアが30A、月間電力使用量が250kWh未満の場合、
契約アンペアが40A以上の月間電力使用量が200kWh未満の場合、
割引なしです。
例えば、ある月の月間電力使用量が契約アンペア50Aで500kWhの場合、▲870円が電気料金から割引されます。
酷暑乗り切り緊急支援(2024.8月~10月まで)
会 社 | 東京電力 | コスモでんき |
エリア | 東京電力エリア | 東京電力エリア |
料金プラン | 従量電灯B | スタンダード |
政府の電気代補助 「酷暑乗り切り緊急支援」 | 燃料費調整額等で 値引き額を反映 | 燃料費調整額等で 値引き額を反映 |
2024年の電気代補助金は「酷暑乗り切り緊急支援」という名称で2024年8月から10月までの3か月間にわたって実施されます。
補助金額は、以下です。
- 2024年8月と9月の期間では4円/kWh(低圧契約)
- 2024年10月になると2.5円/kWh(低圧契約)
2024年の電気代補助金は「酷暑乗り切り緊急支援」については以下の記事をご覧ください。
1か月の使用電力量別の料金比較(2024.7月~9月)
月間の電力使用量は、うちのものを利用して計算します。
▽2024年7月分(6月使用分)
東京電力 | コスモでんき | |
大手電力 | 新電力 | |
プラン | 従量電灯B | スタンダード |
燃料費調整額の 上限設定 | あり (規制料金プラン) | なし 各エリア大手電力と同額 |
電力使用量 | 400kWh | 400kWh |
基本料金(50A) | 1,558.75 | 1,558.75 |
電力量料金 | 14,177 | 14,177 |
燃料費調整額 | ▲2,436 | ▲2,436 |
再エネ賦課金 | 1,396 | 1,396 |
小 計 | 14,695.75 | 14,695.75 |
割引等 | 0 | ▲620 (当月電力使用量に応じた割引) |
合 計 | 14,695.75 | 14,075.75 |
東京電力との差額 | - | 620 |
▽2024年8月分(7月使用分)
東京電力 | コスモでんき | |
大手電力 | 新電力 | |
プラン | 従量電灯B | スタンダード |
燃料費調整額の 上限設定 | あり (規制料金プラン) | なし 各エリア大手電力と同額 |
電力使用量 | 500kWh | 500kWh |
基本料金(50A) | 1,558.75 | 1,558.75 |
電力量料金 | 18,226 | 18,226 |
燃料費調整額 | ▲3,155 | ▲3,155 |
再エネ賦課金 | 1,745 | 1,745 |
小 計 | 18,374.75 | 18,374.75 |
割引等 | 0 | ▲870 (当月電力使用量に応じた割引) |
合 計 | 18,374.75 | 17,504.75 |
東京電力との差額 | - | 870 |
▽2024年9月分(8月使用分)※政府の電気代補助「酷暑乗り切り緊急支援」に伴う値引きを含む。
東京電力 | コスモでんき | |
大手電力 | 新電力 | |
プラン | 従量電灯B | スタンダード |
燃料費調整額の 上限設定 | あり (規制料金プラン) | なし 各エリア大手電力と同額 |
電力使用量 | 600kWh | 600kWh |
基本料金(50A) | 1,558.75 | 1,558.75 |
電力量料金 | 22,275 | 22,275 |
燃料費調整額 (政府の補助による値引き単価を含む) | ▲6,222 | ▲6,222 |
再エネ賦課金 | 2,094 | 2,094 |
小 計 | 19,705.75 | 19,705.75 |
割引等 | 0 | ▲1,130 (当月電力使用量に応じた割引) |
合 計 | 19,705.75 | 18,575.75 |
東京電力との差額 | - | 1,130 |
今回の比較では、東京電力とコスモでんきの基本料金・電力量料金・燃料費調整額はすべて同じとなりました。コスモでんきは、当月の月間電力使用量に応じた割引があるので、東京電力より割引額分お得に利用でき、節約につながる可能性があります。(※再エネ賦課金は各社同単価で差はないです。)
うちの数値を利用して単純計算すると
- 契約アンペア50A(4人家族目安)
- 月間電力使用量の平均が400kWhの場合
▲620円×12か月=▲7,440円
単純計算ですが、1年間で上記の金額分節約できます。
(割引額は、当月の電力使用量に応じて電気料金から割引きされます。)
月間の電力使用量が多い世帯の方は、電力使用量に応じた割引額が多くなるので、更にお得に利用できます。
また、コスモでんきは電力比較サイト「エネチェンジ」で申し込むと限定特典として6,000円キャッシュバックキャンペーン中です。(※キャンペーン期間:2024年10月1日~2024年10月31日まで)
お得な機会ですので、ぜひエネチェンジで料金見積もりがおすすめです。※特典の対象と内容などご自身の利用エリアで特典適用条件も合わせて是非チェックしてみて下さい。
\エネチェンジ公式サイトでコスモでんきのプラン詳細をチェック/
まとめ
昨今の燃料価格が高騰や円安の影響などもあり今後さらに燃料費調整単価は上がる見通しです。
コスモでんきは、地域の大手電力会社と同じ料金設定+独自の特典で利用できるので、節約につながる可能性があります。
エネチェンジからコスモでんきに申し込むと6,000円のキャッシュバックキャンペーンがあり、さらにお得に乗り換えることができます。
電気代の節約には、ご自身に合った料金プランのある新電力へ乗り換えることですが、しっかりと料金シュミレーションせずに乗り換えると、現在よりも高くなることがありますので、検討中の方は、電力比較サイト「エネチェンジ」で見積もりして節約になる可能性のある新電力を検索しましょう。
エネチェンジでは、郵便番号や世帯人数などを入力するだけで、多数比較シュミレーションできます。複雑で面倒な手続きなどは一切なく、見積もりから申し込みまでできますので安心して利用することができます。
本記事を光熱費の見直しにぜひお役立て下さい。最後までお読みいただきありがとうございました。
\郵便番号や世帯人数など入力で簡単料金見積もり/
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