※この記事は、2026年7月12日に更新しました。
4人家族でワイモバイルへの乗り換えを検討するとき、いちばん気になるのは「結局、毎月いくらになるのか」という点ではないでしょうか。
公式サイトの料金シミュレーターは便利ですが、家族割引サービス・PayPayカード割・おうち割光セットなど割引の種類が多く、自分の家族構成にあてはめて正確な金額を出すのは意外と手間がかかります。
データ容量の選び方を間違えると「思ったより高くなった」「速度制限にかかった」という失敗にもつながりかねません。
この記事では、2026年7月時点の最新料金をもとに、4人家族を想定した月額料金シミュレーションを複数のパターンで紹介します。
長年家計簿をつけて固定費の見直しをしてきた経験から、割引を最大限に活用した場合・活用できない場合の差額まで、あいまいな表現ではなく具体的な金額で比較しました。
データ使用量の少ない家族から動画視聴やゲームを頻繁に楽しむヘビーユーザーの家族まで、複数のパターンを用意しているので、自分の家庭に近いケースを見つけて、そのまま申し込みの判断材料にしてください。
- ワイモバイルの料金プラン基本をおさらい(2026年7月最新)
- 4人家族で使える割引サービスを総整理
- シミュレーション前に確認しておきたい3つのポイント
- 他社の家族向け割引サービスとの比較
- 【本題】4人家族の月額料金シミュレーション4パターン
- PayPayカードゴールドに変えるとどれだけお得になるか
- 自宅がソフトバンク光・Airなら「おうち割光セット」が有利なケースも
- 通話オプションを追加した場合の料金
- データ容量が足りなくなったときの対処法
- 4人家族にありがちな失敗パターン3選
- 大手キャリア・他社家族向けプランとの比較
- 4人家族でよくある疑問Q&A
- 家族4人でまとめて乗り換える場合の手順
- 子どものスマホ利用で気をつけたいこと
- 申し込み時の注意点
- 通信速度や対応エリアも家族利用では重要
- 端末購入もあわせて検討する場合
- まとめ
ワイモバイルの料金プラン基本をおさらい(2026年7月最新)
- シンプル3 S・M・Lの料金とデータ容量
ワイモバイルの主力プランは「シンプル3」で、データ容量に応じてS・M・Lの3種類から選べます。
2025年9月に登場したこのプランは、2026年6月2日に月額基本使用料が全プラン一律220円値上げされました。現時点(2026年7月)の基本料金と特徴は以下の通りです。
シンプル3 S・M・Lの料金とデータ容量
| プラン | データ容量 | 月額基本料金 | 特徴 |
| シンプル3 S | 5GB | 3,278円 | データ増量オプションで+2GB |
| シンプル3 M | 30GB | 4,378円 | データ増量オプションで+5GB |
| シンプル3 L | 35GB | 5,478円 | 10分以内通話が申込不要で無料 |
いずれのプランも4G/5G通信に対応し、データ容量を使い切った場合の速度制限はSが送受信最大300kbps、M/Lが最大1Mbpsとなります。
動画視聴が多い家庭は容量オーバー後の速度も加味してプランを選ぶとよいでしょう。
2026年6月1日までにシンプル3を契約していた人は「シンプル3特別割引」が自動適用され、2026年12月31日までは値上げ前の基本料金のまま利用できる経過措置があります。
ただしこれから新規契約・乗り換えをする場合は、上記の値上げ後の料金が基準になるため、本記事のシミュレーションも値上げ後の料金で統一しています。
4人家族で使える割引サービスを総整理
- 家族割引サービス(2回線目以降 毎月1,100円割引)
4人家族でワイモバイルを契約する最大のメリットは、複数の割引を重ねて適用できることです。ここでは4人家族に関係する主要な割引サービスを、条件と割引額を含めて整理します。
家族割引サービス(2回線目以降 毎月1,100円割引)
家族間で契約した回線のうち、2回線目以降(副回線)の基本使用料が毎月1,100円割引されます。
主回線を除く最大9回線まで適用できるため、4人家族なら3回線分、合計で毎月3,300円の割引を受けられる計算です。
年間では39,600円もの差になるため、家族4人でまとめて契約する価値は大きいといえます。
適用条件は「血縁・婚姻関係にあること」または「同一住所であること」のいずれかで、離れて暮らす家族でも戸籍謄本などの確認書類を提出すれば適用可能です。
祖父母や兄弟姉妹を含めた大家族での利用も想定されており、4人以上の家族でも柔軟に組める点は評価できます。
注意したいのは、主回線(最初に契約した1回線、または家族割引サービスの申し込み時に指定した回線)は割引対象外という点です。
全回線を安くしたい場合は、後述する「おうち割光セット」との比較検討が欠かせません。
また主回線を解約すると、副回線全員の割引が同時に消滅する仕組みになっているため、主回線には家族の中でも長く使い続ける回線を割り当てるのが基本です。
PayPayカード割(通常330円・ゴールド550円+増額特典220円)
支払い方法をPayPayカードに設定すると、シンプル3全プランで毎月330円割引されます。
年会費11,000円(税込)のPayPayカードゴールドを利用し、さらに条件を満たすと適用される「PayPayカード割 増額特典(ゴールド)」を合わせると、割引額は合計770円まで拡大します。
年会費はかかりますが、4回線分まとめて適用すれば年会費以上のメリットを得られるケースも多く、家族の回線数が多いほど恩恵が大きくなる割引です。
日常の買い物でPayPay決済をよく使う家庭であれば、ポイント還元も含めてゴールドカードへの切り替えを検討する価値があります。
おうち割光セット(A)(最大1,650円割引・家族割とは併用不可)
自宅の固定回線がソフトバンク光またはソフトバンクAirの場合に適用できる割引で、M/Lプランは毎月1,650円、Sプランは毎月1,100円が割引されます。
ポイントは、家族割引サービスとは併用できないという点です。同じ世帯で複数回線を契約する場合、家族割引を使うかおうち割光セットを使うか、どちらか一方を選ぶ必要があります。
この選び方によって4人家族の合計金額は大きく変わるため、後ほど具体的な金額で比較します。
そのほかの割引・特典
このほか、PayPayでの決済回数に応じて翌月のデータ容量が増量されるキャンペーンも実施されており、シンプル3 Sは最大+1GB、M/Lは最大+10GBのデータが上乗せされます(増量分は繰り越し不可)。
また中学生・高校生の子どもがいる家庭向けに「ワイモバ親子割」も用意されている時期があるため、対象年齢の子どもがいる家庭は申し込み前に公式サイトで最新の適用条件を確認しておくと、さらに割引を上乗せできる可能性があります。
家族割引・親子割・おうち割の3つの割引は、それぞれ併用できる組み合わせとできない組み合わせがあり、選び方を間違えると損をしてしまうこともあります。
それぞれの適用条件や併用パターンをより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
▶ ワイモバイルの3つの割引「家族割」と「親子割」と「おうち割」で通信費を賢く節約!完全ガイド
3つの割引の併用可否や、プラン別のおすすめの組み合わせ方を詳しく解説しています。
▶ ワイモバ親子割で30GBが858円!家族も得する条件を解説
5〜18歳の子どもがいる家庭向けの割引の適用条件と、つまずきやすいポイントをまとめています。
\ワイモバイルで通信費節約!家計に優しいスマホ選びはこちら/
シミュレーション前に確認しておきたい3つのポイント
具体的な金額を見る前に、家族4人分の料金を正確に見積もるために確認しておきたいポイントを3つ整理します。
- 家族それぞれの月間データ使用量:現在契約中のキャリアのマイページやアプリで、直近3か月分のデータ使用量を確認しておきましょう。
平均だけでなく、動画やゲームで容量を多く使った月の最大値も見ておくと、プラン選びで失敗しにくくなります。 - 主回線に指定する回線:家族割引サービスは主回線に割引が適用されないうえ、主回線を解約すると副回線全員の割引が消えます。
契約者本人が長く使い続ける回線を主回線にするのが基本です。 - 自宅の固定回線の契約状況:ソフトバンク光・Airを契約しているかどうかで、家族割引サービスとおうち割光セットのどちらが有利かが変わります。
契約中の固定回線の名義や契約状況も事前に確認しておきましょう。
他社の家族向け割引サービスとの比較
格安SIM各社にも家族向けの割引サービスが用意されていますが、割引額や上限回線数には違いがあります。
同じデータ容量帯(4GB〜5GB程度)のプランで、2回線目以降の割引額を比較すると以下のようになります。
| サービス名 | 提供会社 | 2回線目以降の割引額 | 適用上限 |
| 家族割引サービス | ワイモバイル | 1,100円 | 主回線除く9回線まで |
| 家族割引 | UQモバイル | 638円 | 回線数に応じて変動 |
| 家族割引 | 楽天モバイル | 割引なし(他プログラムで還元) | - |
割引額だけを見ると、ワイモバイルの家族割引サービスは他社と比べても割引幅が大きい部類に入ります。
4人以上の家族でまとめて契約する予定があるなら、割引総額の大きさは重要な比較ポイントになるでしょう。
ただし各社ともキャンペーン内容は変動するため、乗り換え時期によっては他社のポイント還元キャンペーンのほうが総合的にお得になる場合もあります。
最終的には家族割引の割引額とキャンペーンの還元額を合算して比較することをおすすめします。
【本題】4人家族の月額料金シミュレーション4パターン
- パターン1:全員シンプル3 S(ライトユーザー家族)
- パターン2:全員シンプル3 M(バランス型・標準的な家族)
- パターン3:大人はL・子どもはM(成長期の子どもがいる家族)
- パターン4:全員シンプル3 L(ヘビーユーザー家族)
- シミュレーション結果の一覧比較
ここからが本題です。データ使用量の異なる4つの家族パターンを想定し、家族割引サービス+PayPayカード割(通常カード)を適用した場合の月額料金を計算しました。
主回線1人・副回線3人という前提で、税込価格に統一しています。
パターン1:全員シンプル3 S(ライトユーザー家族)
家族全員がSNSやLINE中心で、動画視聴は控えめというライト層の家族構成です。
- 主回線(S):3,278円-330円(PayPay)=2,948円
- 副回線×3(S):3,278円-1,100円(家族割)-330円(PayPay)=1,848円×3人=5,544円
合計:月額8,492円
4人分のスマホ代がまとめて1万円を切る計算になり、格安SIMの中でもかなり安い部類に入ります。ただし5GBという容量は、家族の誰か1人でも動画視聴やゲームが多いとすぐに速度制限にかかる可能性があるため、データ増量オプションの活用や利用実態との照らし合わせが必要です。
パターン2:全員シンプル3 M(バランス型・標準的な家族)
30GBあれば家族の誰か1人が在宅ワークや動画視聴をしても余裕を持って使える、もっとも標準的な組み合わせです。
- 主回線(M):4,378円-330円=4,048円
- 副回線×3(M):4,378円-1,100円-330円=2,948円×3人=8,844円
合計:月額12,892円
大手キャリアで4人家族が契約すると月額2万円を超えることも珍しくないため、同じ30GBクラスのデータ容量でこの金額に収まるのは大きな節約効果です。子どもがまだ小さく、家族全員が似たような使い方をしている家庭に向いている組み合わせといえます。
パターン3:大人はL・子どもはM(成長期の子どもがいる家族)
両親はデータ通信量が多くLプラン、中高生の子ども2人は動画視聴もするためMプランを選ぶ、比較的リアルな組み合わせです。
- 主回線(親・L):5,478円-330円=5,148円
- 副回線(親・L):5,478円-1,100円-330円=4,048円
- 副回線(子・M)×2:4,378円-1,100円-330円=2,948円×2人=5,896円
合計:月額15,092円
親のデータ容量を優先しつつ、子どもの利用実態に合わせてプランを分けることで、全員をLにするよりも月々2,200円ほど抑えられます。家族の中で使い方に差がある場合は、このように一人ひとり異なるプランを選べる自由度もワイモバイルの強みです。
パターン4:全員シンプル3 L(ヘビーユーザー家族)
家族全員が動画視聴やオンラインゲームを頻繁に楽しむヘビーユーザー向けの組み合わせです。
- 主回線(L):5,478円-330円=5,148円
- 副回線×3(L):5,478円-1,100円-330円=4,048円×3人=12,144円
合計:月額17,292円
全員が35GBを使い切れる家庭でなければ、パターン3のようにプランを分けたほうが無駄がありません。データ容量の使用実績をMy Y!mobileや現在契約中のキャリアのマイページで確認してから決めるのがおすすめです。
シミュレーション結果の一覧比較
| パターン | 構成 | 月額合計(家族割+PayPay通常) | 年間合計 |
| 1 | 全員S | 8,492円 | 101,904円 |
| 2 | 全員M | 12,892円 | 154,704円 |
| 3 | 大人L・子どもM | 15,092円 | 181,104円 |
| 4 | 全員L | 17,292円 | 207,504円 |
同じ「4人家族」でも、プランの組み合わせだけで年間10万円前後の差が生まれることが分かります。まずは家族それぞれの直近3か月分のデータ使用量を確認し、必要以上に大きいプランを選ばないことが節約の第一歩です。
PayPayカードゴールドに変えるとどれだけお得になるか
通常のPayPayカードとゴールドカードでは、1回線あたり440円(770円-330円)の差があります。
4回線分をゴールドカードにまとめると、毎月1,760円、年間で21,120円の追加割引になります。ゴールドカードの年会費は11,000円(税込)なので、単純計算でも初年度から1万円以上お得になり、2年目以降は年会費を差し引いても年間1万円程度の純粋な節約効果が続く計算です。
先ほどのパターン2(全員M)にゴールドカード割を適用すると、月額合計は12,892円から1,760円割引されて11,132円になります。
年間では133,584円まで下がる計算です。普段の買い物でPayPay決済をよく使う家庭であれば、通信費の節約とポイント還元を同時に狙える選択肢として検討する価値があります。
PayPayカード割は2026年の値上げやゴールドカードの特典改定によって条件が複雑になっています。値上げ後の損得やゴールドカードの改悪ポイントまで詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
▶ 【2026年最新】ワイモバイル×PayPayカードは本当にお得?値上げ後の損得・ゴールド改悪・キャンペーンまで徹底解説
値上げ後もPayPayカード割・おうち割をフル活用すれば損をしない仕組みを詳しく解説しています。
自宅がソフトバンク光・Airなら「おうち割光セット」が有利なケースも
前述の通り、おうち割光セットは家族割引サービスと併用できません。
しかし、家族割引が主回線に適用されないのに対し、おうち割光セットは条件を満たす回線すべてに割引が適用されるため、契約している固定回線によっては家族割よりお得になることがあります。
パターン2(全員M)を例に、家族割引サービスの代わりにおうち割光セット(A)を4回線すべてに適用し、PayPayカード割(通常)も併用した場合を計算してみます。
- 4回線(M)×4,378円=17,512円
- おうち割光セット:-1,650円×4回線=-6,600円
- PayPayカード割:-330円×4回線=-1,320円
合計:月額9,592円
同じ「全員M・PayPayカード通常割」の条件でも、家族割引サービス(12,892円)よりおうち割光セット(9,592円)のほうが月額3,300円、年間では39,600円も安くなります。
これは主回線にも割引が及ぶかどうかの差です。すでに自宅にソフトバンク光やソフトバンクAirを契約している家庭は、家族割引サービスではなく、おうち割光セットを選んだほうが総支払額を抑えられる可能性が高い点は覚えておいて損はありません。
逆に、おうち割を組むためだけに固定回線を新規契約すると、光回線の月額料金がまるごと上乗せになってしまい、トータルでは高くつくケースがほとんどです。
既存の固定回線がない家庭、または他社の光回線を使い続けたい家庭では、無理におうち割を狙わず、家族割引サービスを利用するのが現実的な選択といえます。
通話オプションを追加した場合の料金
シンプル3 S/Mには10分かけ放題が含まれていないため、家族間の通話が多い場合はオプション追加を検討しましょう。
10分以内の国内通話がかけ放題になる「だれとでも定額+」は月額880円、時間無制限でかけ放題になる「スーパーだれとでも定額+」は月額1,980円です。
シンプル3 Lは10分以内の国内通話が標準で無料のため、通話の多い家族はLプランを選ぶことでオプション料金を抑えられる場合があります。
たとえば先述のパターン2(全員M・家族割+PayPay適用)の4回線すべてに「だれとでも定額+」(880円)を追加すると、月額合計は12,892円から16,412円に増加します。
目安として、家族の通話頻度が月18分を超えるようであれば「だれとでも定額+」への加入のほうが割安になり、月43分を超えるようであれば「スーパーだれとでも定額+」への加入のほうがお得になります。
なお、ワイモバイルには大手キャリアのような家族間通話無料サービスは用意されていません。祖父母世代など通話中心で利用する家族がいる場合は、通話オプション込みでの総額を必ずシミュレーションに含めておきましょう。
データ容量が足りなくなったときの対処法
シミュレーションで選んだプランでも、月によってはデータ容量が足りなくなることがあります。ワイモバイルでは主に3つの対処法が用意されています。
- データ増量オプション(月額550円)に加入する:シンプル3 Sは+2GB、M/Lは+5GBのデータが毎月追加されます。
初めて加入する場合は6か月間無料になるキャンペーンが実施されていることもあるため、加入前に公式サイトで確認しましょう。 - チャージ購入する:一時的にデータ容量が足りない場合は、都度チャージでデータを追加購入する方法もあります。旅行や帰省などで一時的に使用量が増える月に向いています。
- 上位プランに変更する:恒常的にデータ容量が足りない場合は、S→M、M→Lへのプラン変更を検討しましょう。
プラン変更はMy Y!mobileから手続きでき、変更月から新しい基本使用料が適用されます。
家族の中で毎月データ容量にばらつきがある場合は、繰り越しされたデータ容量を家族間で分け合える「データシェアプラン」的な使い方はできない点にも注意してください。ワイモバイルの繰り越しデータは基本的に同一回線内でのみ利用できる仕組みです。
4人家族にありがちな失敗パターン3選
料金シミュレーションをする際、次のような失敗が起こりがちです。事前に知っておくことで、余計な出費を防げます。
- 全員を一番大きいLプランにしてしまう:家族の中で実際にデータを使い切っているのが1〜2人だけというケースは多く見られます。
パターン3のように、使用量に応じてプランを分けたほうが年間で数万円単位の節約になることがあります。 - 主回線を頻繁に解約予定の回線にしてしまう:主回線を解約すると副回線全員の割引が同時に消えるため、進学や転職で近いうちに解約する可能性がある回線を主回線にするのは避けましょう。
- おうち割光セットと家族割引サービスを両方適用できると誤解する:この2つの割引は併用できません。
どちらか一方しか選べないため、事前にどちらが自分の家庭にとって有利かを計算しておく必要があります。
大手キャリア・他社家族向けプランとの比較
MMD総研が2024年11月に公表した調査では、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)ユーザーの月額料金(通信プラン+通話料込み)は1人あたり平均5,096円という結果でした。
この平均額をそのまま4人家族にあてはめると、月額換算でおよそ2万円強になります。
パターン2(全員M・家族割+PayPay適用)の月額12,892円と比較すると、月々7,000円以上、年間では8万円以上の差になる計算です。
もちろんこれはあくまで平均値からの試算であり、大手キャリアでも家族割やオンライン専用プランを組み合わせればもっと安くなるケースもあります。
またLINEMOやahamoといったオンライン専用プランは家族割自体が用意されていないため、単純な基本料金だけで比較すると安く見えることもありますが、4人分をまとめて契約した場合の総額で比べると、家族割引サービスを活用できるワイモバイルのほうが有利になりやすい傾向があります。
回線を1社にまとめる場合は、基本料金だけでなく「家族割引を含めた4回線分の総額」で比較することが失敗しないポイントです。
ワイモバイルと同じソフトバンク経済圏のLINEMO、あるいはUQモバイル・楽天モバイルとの違いをより詳しく比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。単身なのか家族利用なのかで最適な選択肢は変わります。
▶ LINEMOとワイモバイル比較!料金・速度・特典の違いを解説
単身利用ならLINEMO、家族まとめての乗り換えならワイモバイルが有利な理由を整理しています。
▶ ワイモバイルとUQモバイルを徹底比較【2026年最新】料金・速度・キャンペーンを解説
家族構成・自宅回線・経済圏の3つの軸で、どちらが自分に合うかをチェックリスト形式で解説しています。
▶ 【乗り換え検討中の方へ】ワイモバイルvs楽天モバイルを徹底比較!どちらがお得?
料金プランや家族割引の有無を軸に、楽天モバイルとの違いを詳しく比較しています。
4人家族でよくある疑問Q&A
- Q主回線は家族割の対象にならないのですか?
- A
その通りです。家族割引サービスは2回線目以降(副回線)のみが対象で、主回線には適用されません。
全回線を割引したい場合は、おうち割光セットとの比較を検討してください。
- Q離れて暮らす家族も家族割を使えますか?
- A
同居していなくても、血縁・婚姻関係が確認できる書類(戸籍謄本など)を提出すれば、離れて暮らす家族でも家族割引サービスを適用できます。
- Q家族間の通話は無料になりますか?
- A
ワイモバイルには大手キャリアのような家族間通話無料サービスはありません。
通話を多用する家庭は、前述の「だれとでも定額+」などの通話オプションを検討しましょう。
- Q家族割引サービスとおうち割光セット、結局どちらが得ですか?
- A
固定回線をすでにソフトバンク光・Airで契約している家庭はおうち割光セットが有利、固定回線がない、または他社の光回線を使っている家庭は家族割引サービスが現実的な選択肢になります。
- Q4人以上の大家族でも家族割は使えますか?
- A
主回線を除く副回線は最大9回線まで割引対象になるため、祖父母や兄弟姉妹を含めた5人以上の家族でも家族割引サービスを利用できます。
- Q途中でプランを変更しても家族割は続きますか?
- A
対象プラン内でのプラン変更であれば、家族割引サービスは継続して適用されます。ただし対象外プランへの変更や主回線の解約は、割引終了の原因になるため注意してください。
- Q4人家族の一部だけソフトバンクを使っている場合、家族割は適用されますか?
- A
家族割引サービスはワイモバイル同士の回線が対象で、ソフトバンクの回線には適用されません。
ソフトバンクユーザーが混在する家庭は、おうち割光セットやソフトバンクの家族向け割引と組み合わせて比較する必要があります。
- Q契約後にデータ容量が余った場合はどうなりますか?
- A
未使用のデータ容量は翌月まで繰り越されます。ただし繰り越しできるのは契約している回線内のみで、家族間でのデータのやり取りはできません。
家族4人でまとめて乗り換える場合の手順
4人分をまとめて他社からワイモバイルに乗り換える場合、手順を誤ると割引の適用漏れが起きることがあります。基本的な流れは以下の通りです。
- 各回線のMNP予約番号を取得する:現在契約中のキャリアのマイページや電話窓口で、家族4人分のMNP予約番号をそれぞれ取得します。
予約番号には有効期限があるため、取得後は早めに手続きを進めましょう。 - 主回線から先に申し込む:家族割引サービスは主回線を起点に副回線を紐づける仕組みのため、必ず主回線の契約手続きを先に完了させます。
- 副回線を家族割引サービスで申し込む:主回線の契約が完了したら、残り3回線を副回線として申し込みます。オンラインストアの場合、新規契約時に家族割引サービスの主回線情報を入力する画面が表示されるので、そこで主回線の電話番号を指定します。
- 家族関係の確認書類を提出する:同一世帯であれば住民票、離れて暮らす家族の場合は戸籍謄本など、家族関係を証明する書類の提出が必要になる場合があります。事前に用意しておくとスムーズです。
- 支払い方法をPayPayカードに設定する:契約と同時、またはMy Y!mobileから支払い方法をPayPayカードに変更し、PayPayカード割を確実に適用させます。
- My Y!mobileで割引適用状況を確認する:契約から1〜2か月後、My Y!mobileの請求内容から家族割引サービス・PayPayカード割がそれぞれ正しく反映されているか確認しましょう。
子どものスマホ利用で気をつけたいこと
4人家族の場合、子ども用の回線にはフィルタリングサービスや利用制限機能を設定しておくと安心です。
ワイモバイルでは「あんしんフィルター for Y!mobile」が提供されており、有害サイトの閲覧制限やアプリの利用時間管理などができます。
子ども名義での契約が難しい場合でも、家族割引サービスの副回線として契約すれば、通信費を抑えながら安全に利用できる環境を整えられます。
中高生の子どもには容量が大きめのMプラン、小学生の子どもには連絡用途中心のSプランなど、年齢や利用目的に応じてプランを分けるのも一つの方法です。
申し込み時の注意点
家族割引サービスを申し込む際は、以下の点に注意してください。
- 主回線を解約すると、副回線全員の割引が同時になくなります。主回線は家族の中でも解約予定のない回線に設定しましょう。
- 申し込みには家族関係を証明する書類(同一世帯であれば住民票、離れて暮らす場合は戸籍謄本など)が必要です。
- MNP(他社からの乗り換え)で加入する場合、タイミングによってはキャンペーンのポイント還元対象外になることがあるため、事前に公式サイトで最新のキャンペーン条件を確認してください。
- 2026年6月2日以降に新規契約する場合は、値上げ後の基本料金が適用されるため、この記事の金額を基準に予算を検討することをおすすめします。
- 契約解除料は、シンプル3 S/Mが780円、シンプル3 Lが1,000円で、回線提供開始月から12ヵ月以内の解約に対して発生します。乗り換え直後の解約予定がある場合は事前に確認しておきましょう。
料金面だけでなく、乗り換え後に後悔しないためのチェックポイントもまとめて確認しておきたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
▶ 後悔しないために!ワイモバイルのデメリットと契約前に知っておくべき注意点
料金以外の観点も含め、契約前に知っておきたいデメリットと向いている人の特徴を解説しています。
通信速度や対応エリアも家族利用では重要
料金だけでなく、実際に4人分の回線を快適に使えるかどうかも重要な判断材料です。
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドとして、ソフトバンクと同じ回線設備を利用しているため、都市部だけでなく郊外や地方でも比較的安定した通信品質が期待できます。
格安SIM(MVNO)の中には、回線を借りている大手キャリアの設備混雑の影響を受けて、お昼や夜間に速度が落ちやすいサービスもありますが、ワイモバイルはソフトバンク回線を自社サブブランドとして運用しているため、同様の混雑の影響を受けにくいとされています。
4人家族で同時に動画視聴やビデオ通話をするような使い方をする家庭では、混雑時間帯の速度低下は生活のストレスに直結します。
契約前には、自宅や子どもの通学路など、よく利用するエリアの電波状況を公式サイトのエリアマップで確認しておくと安心です。
また、実店舗も全国に展開されているため、契約後の設定サポートやトラブル対応を対面で相談できる点も、家族全員のスマホをまとめて管理する家庭にとっては心強いポイントといえます。
端末購入もあわせて検討する場合
家族の乗り換えにあわせてスマートフォン本体も買い替える場合は、回線の月額料金に加えて端末代金の分割払いも家計に影響します。
子どもが初めてスマホを持つタイミングであれば、性能を抑えた廉価モデルを選ぶことで初期費用を抑えられますし、すでに他社で使っている端末をそのまま使う「SIMのみ契約」であれば端末代金は発生しません。
SIMロックがかかっている端末を持ち込む場合は、事前にSIMロック解除の手続きが必要になることがあるため、乗り換え前に確認しておきましょう。
4回線分の端末代金が重なると家計への影響も大きくなるため、回線の月額料金シミュレーションとあわせて、端末購入のタイミングを家族で話し合っておくことをおすすめします。
SIMロック解除が必要なケース・不要なケースと、具体的な手続き手順を解説しています。
まとめ
4人家族でワイモバイルを契約する場合、プランの組み合わせ次第で月額8,000円台から17,000円台まで幅広く変動します。
まずは家族それぞれの直近のデータ使用量を確認し、必要以上に大きいプランを避けることが節約の基本です。
そのうえで、自宅の固定回線の状況によって家族割引サービスとおうち割光セットのどちらが有利かを比較し、PayPayカードの決済状況もあわせて検討すれば、大手キャリアと比べて年間数万円単位の節約も十分に可能です。
本記事で紹介したシミュレーションはあくまで一例ですが、次の3ステップに沿って考えると、自分の家庭に合った最適な組み合わせを見つけやすくなります。
- 家族それぞれの直近のデータ使用量を確認し、必要なプラン(S・M・L)を仮決めする
- 自宅の固定回線の契約状況をふまえ、家族割引サービスとおうち割光セットのどちらを使うかを決める
- PayPayカードの利用状況(通常カードかゴールドカードか)を踏まえて、最終的な月額合計を計算する
割引の内容やキャンペーンは今後も変更される可能性があるため、この記事のシミュレーションを目安にしつつ、申し込み前には必ず公式サイトの料金シミュレーターで最終的な金額を確認するようにしてください。
家族全員のスマホ代をまとめて見直すことは、家計全体の固定費削減の中でも効果が大きい部分のひとつです。
この機会に、通信費だけでなく電気・ガス・インターネット回線なども含めた家計全体の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
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